(投稿前に、内容をプレビューして確認できます)

マルバベニシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/04/17 (Mon) 20:50:32
こんばんは。

 クラガリシダのご紹介有難うございます。深山の多湿な処の古木ですね。もしかしたら出会えるかも知れません。

 これは岡山県西部、カルストの尾根の斜面にありました。小羽片の先が丸い感じです。日に当たって光沢の有無がわからなくなってしまいました。

Re: マルバベニシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/04/17 (Mon) 21:02:17
裏をみると、羽軸には小さな袋状の鱗片が見え、ソーラスは中肋寄りです。以前、オオマルバベニシダについて教えて頂き、その条件とはやや異なるのです(羽片が離れてつくなど)がいかがでしょう?ご多忙の折り、返信はどうぞお暇な時にお願いします。

Re: マルバベニシダでしょうか?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/04/18 (Tue) 17:27:43
ユクノキさんへ

 結論から言えば、お尋ねのものはベニシダの1型です。マルバベニシダは最下羽片の第一小羽片が小さくなり、卵形~楕円形となり、鋸歯もほとんどなくなります。特に下側第一小羽片は極端に小さくなり、時に消失します。葉身はお尋ねの画像のものに比べ、もう少し細くなります。

Re: マルバベニシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/04/18 (Tue) 18:20:00
マツモムシさんへ

 ご回答いただきありがとうございます。
同じ類の間違いを繰り返し、面目ありません。自分にはまだよくわかっていないようです。でも今回指摘されましたポイントを肝に銘じて出直して参ります。「最下羽片の下側第一小羽片の形」大切なのですね。何度もご教授下さり、深謝いたします。

キンショクダモ

  • メイ
  • E-mail
  • 2017/04/14 (Fri) 16:03:11
お世話になります!
シロダモの新芽が美しいのですが、特に新芽の金色が強い個体をキンショクダモと考えていいでしょうか?

悩んでいるのは、①キンショクダモと推測したものの数が多すぎること、です。もっと稀にしかない樹木だと思っていたものですから。

そして②葉裏を見ると、新芽のすぐ下にある葉は茶色の毛がいくらか残っていますが、幹の下部の葉を見ると、シロダモと変わりがないこと、です。

よろしくお願いいたします。

遠景です。電柱より向かって左がキンショクダモ、右がシロダモと判断しました。

Re: キンショクダモ

  • メイ
  • E-mail
  • 2017/04/14 (Fri) 16:06:39
キンショクダモ(?)の新芽です。
手触りがふっかふかです。

Re: キンショクダモ

  • メイ
  • E-mail
  • 2017/04/14 (Fri) 16:08:39
新芽のすぐ下にある葉の裏です。

Re: キンショクダモ

  • メイ
  • E-mail
  • 2017/04/14 (Fri) 16:10:13
さらに下部にある葉の裏です。

Re: キンショクダモ

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/04/17 (Mon) 01:14:22
メイさんへ

 このところ4日程家を空けていたので、レスが遅くなってしまいました。
 キンショクダモの実物を見たことはなく、はっきりしたことは言えないのですが、シロダモでも個体差があって新芽がフワフワの光沢のある黄白色のものをこちらでも見かけます。先ずは具体的な表記を避けて、撮影地域(○○地方、あるいは○○県)の情報が頂けたらと思います。兵庫県であればキンショクダモである可能性は極めて低いと言えます。1年前の葉裏は褐色を帯びているように見えますが、それが長毛によるものかどうか定かではありません。下方の葉に褐色毛がないのはキンショクダモである可能性を低くする要因です。

 画像は兵庫県北部の渓流畔で開花していたフサザクラ。兵庫県北部では普通に見られます。

Re: キンショクダモ

  • メイ
  • E-mail
  • 2017/04/17 (Mon) 09:30:04
マツモムシさんへ

ありがとうございました。
葉裏の毛の様子を撮影することと、下方の葉まで茶色になっている木を気を付けて探してみます。
メールを出させていただきました。
よろしくお願いいたします。

フサザクラのお写真をありがとうございます。
実際に見たことがないサクラなので、しばし見入ってしまいました。

写真はツチグリです。
定期的に野焼きをする草原に咲いていました。

これは何でしょう。桜の木の下の方に卵のようなもの

  • ゆっきー
  • E-mail
  • 2017/04/14 (Fri) 16:12:14
一分咲きの桜などを見て回っておりましたら、ある木の下の方(土から近いところ)に、まるで、大きめの卵のようなのが2つぶらさがっていました。よく見ると、細い茎(枯れ草のようでもある)からぶらさがっているようです。これは何でしょうか。

Re: これは何でしょう。桜の木の下の方に卵のようなもの

  • ゆっきー
  • E-mail
  • 2017/04/14 (Fri) 16:24:57
写真を載せたいのですが、縮小の仕方がよく分からず、、トライしてみますが。。

Re: これは何でしょう。桜の木の下の方に卵のようなもの

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/04/17 (Mon) 01:24:29
ゆっきーさんへ

 「大きめの卵のようなもの」という記述だけではさすがに推測のしようがありません。画像が上げれない場合は、大きめの卵の表面の質感とか、色などのマテリアルを記述してください。
 現時点で予想できるのはカラスウリの仲間の果実が枯れ落ちた茎から分離してツルで桜の樹に残っているものか、鱗翅目蛾類のマユが残存しているものではないかと思います。
 「ぶらさがっている」という記述から、前者である可能性が高いと考えます。

 画像は晩秋の林道の法面に、キヅタに絡まって残っていたキカラスウリの果実です。さらに時節が進むと黄色の色素は抜け落ち、灰褐色になります。同様にカラスウリ、ハヤトウリもこのような状態となり、冬越ししているものでは区別が難しくなります。画像のキカラスウリでは果皮が柔らかく、画像のように表面に皺状の窪みができますが、カラスウリの果皮は硬く、結実期の表面には光沢があり、冬を越えても皺が入らない傾向があります。ハヤトウリ(栽培逸出)については観察例が少なく、越冬後についての見識はありませんが、どちらかというとキカラスウリに近いものだろうと考察します。

イワハタザオでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/04/12 (Wed) 22:38:17
こんばんは。
前回と同じカルストの谷でみつけました。草本は全くの初心者なので自信なしですが、アブラナ科のイワハタザオに似て見えます。

Re: イワハタザオでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/04/12 (Wed) 22:46:03
別の個体ですが、同じ種にみえます。また、やや離れた渓流沿いでもみかけました。
 いつもお手間をかけてすみません。近くには、クモノスシダ、ツルデンダなどもありました。
 よろしくお願いします。

Re: イワハタザオでしょうか?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/04/13 (Thu) 01:48:45
ユクノキさんへ

 お尋ねの画像は、花茎が直立せず、開花と同時か早くから匐枝が出ているので、スズシロソウだと思います。近縁のハクサンハタザオ、ヤマハタザオ、イワハタザオなどはいずれも基部から匐枝を出しません。

 日本海側の谷筋ではサンインシロカネソウが咲き始めました。

Re: イワハタザオでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/04/13 (Thu) 07:51:34
マツモムシさんへ

 早速のご回答をありがとうございます。実にそのとおりでした。匍匐する枝の有無、花茎が直立するかどうか、葉の基部が枝を抱くか否か、、など多くの形質が、スズシロソウとイワハタザオとの識別ポイントなのですね。私にとっては大変勉強になります。

 可憐なサンインシロカネソウ、ご紹介ありがとうございます。別名、ソコベニシロカネソウと云われる所以もわかりました。

 これは石灰採石場のそばでみつけ、ヒメウラジロと思います。

Re: イワハタザオでしょうか?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/04/17 (Mon) 01:00:20
ユクノキさんへ

 4日ほど家を空けていたので、レスが遅くなりました。
 新たな画像はヒメウラジロで間違いないと思います。岡山では割とよくあるようですが、こちらでは稀で、しかも石垣のセメント部分に生えていたりして、画像栄えしません。

 画像は深山の渓流畔の大木の樹幹に着いているクラガリシダ。クラガリシダは渓流畔などの湿度が高く、古木が残る深山に生育するシダで、近年まで炭焼きが行われていた地域では見られません。探すには遅くまで雪が残り、炭焼きが入れなかったような社寺領や渓流畔の急峻な場所の高木で、高湿度であるとともに、日射の比較的あるような古木に見られます。

イワタイゲキについて

  • メイ
  • E-mail
  • 2017/04/09 (Sun) 16:57:43
こんにちは!
お世話になります。
トウダイグサ科のイワタイゲキですが、花の作りがよくわからないので、名称をお教えいただけないでしょうか。
ネット上での説明等からこのように理解しましたが、間違っているところがありましたら、ご教示いただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。
撮影場所は長崎県の海岸です。
写真の不足がありましたら、お教えください。

Re: イワタイゲキについて

  • メイ
  • E-mail
  • 2017/04/09 (Sun) 16:59:56
全体像です。

Re: イワタイゲキについて

  • メイ
  • E-mail
  • 2017/04/09 (Sun) 17:01:31
花です。

Re: イワタイゲキについて

  • メイ
  • E-mail
  • 2017/04/09 (Sun) 17:03:01
茎、葉です。

Re: イワタイゲキについて

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/04/10 (Mon) 01:35:45
 メイさん、こんばんは。

 1枚目の花に関する詳細については、全く問題ないと思います。あえて厳密に言えば、雌花は指示されている「雌蕊」とその下にあるイボイボの子房と、それに続く小花梗が厳密な「雌花」となるでしょう。雄花はまだ小苞が開いておらず、雄蕊が雄花から出ていない状態ですね。イワタイゲキの開花初期の状態と考えられます。さらに開花が進むと、苞葉の中央に指示されている部分が杯状花序として開いていきます。長崎では開花期ではないイワタイゲキを見たことがあります。こちらではイワタイゲキはランクの高い絶滅危惧種で、離島に行かないと見れないもので、なかなか開花期には行けません。投稿頂いた画像は私には眼福ですね。

 画像は先週見かけたキンキマメザクラ。ヤマザクラやソメイヨシノよりも一回り小さな花で、こちらでは日本海側の山間の渓流畔などで見られます。

Re: イワタイゲキについて

  • メイ
  • E-mail
  • 2017/04/10 (Mon) 09:25:44
マツモムシさん おはようございます。
イワタイゲキの花の各部名称について詳しくご教示くださり、ありがとうございます。
雌花の詳細もわかり嬉しいです。
撮影時期が少し早くて雄しべが出ていなかったため、雄花の確定に悩みましたが、これで安心いたしました。
これを元に、他のトウダイグサ科の杯状花序も調べてみたいと思います。

こちらではどの海岸でも、普通にイワタイゲキを見ることができますので、ランクの高い絶滅危惧種に指定されている地域もあることに驚きました。

キンキマメザクラのかわいらしいこと!
桜の同定は難しいと聞いておりますが、いずれは当地で自生する桜だけでも調べてみたいものです。

ヒロハヤブソテツでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/04/07 (Fri) 20:27:18
こんばんは。

 岡山県西北部のカルストの谷です。昼も暗い狭谷で数多く見かけました。羽片が3対と少なく、鋸歯も少し有り、片方耳たぶ風に膨らんでいますが、ヒロハヤブソテツに近いのではないかと思っています。

Re: ヒロハヤブソテツでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/04/07 (Fri) 20:29:26
葉の裏です。

Re: ヒロハヤブソテツでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/04/07 (Fri) 20:35:01
この谷には、先日教えて頂いたオニイノデやヒメカナワラビが群生していてびっくりしました。よろしくお願いいたします。

Re: ヒロハヤブソテツでしょうか?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/04/08 (Sat) 02:33:32
ユクノキさんへ

 見た感じではヒロハヤブソテツの可能性が高いと感じます。気になるのは側羽片の大きさが軍手に比較すると小さい点、上部側羽片基部がややくさび形に見える点、側羽片基部に未発達ながらも耳片らしきものがある点。ソーラスができていな小型の個体である点も断定できない条件になります。同じく好石灰性のものでツクシヤブソテツという、人によってはヒロハヤブソテツの1型と解釈されるものがあり、そちらであるかもしれませんし、ヤマヤブソテツの1型であるテリハヤマヤブソテツ(ヒラオヤブソテツ)の未成熟個体かも知れません。ヒロハヤブソテツはシカの食害をまぬがれたソーラスを着けない個体でも側羽片の大きさが5cm程になり、それよりも未成熟なものは、幅広い頂羽片のみの単葉となり、近縁他種とは容易に区別できるものです。
 画像は一昨日、古生代後期~中生代前期メランジェ帯のホルンフェルス様の頁岩の谷筋斜面の崖錐地で見られたソーラスを着けていない未熟な葉ですが、側羽片の長さは6cmに達しているもので、ヒロハヤブソテツの特徴がよく出ているものです。周囲の成熟個体はほとんどシカに齧られ、この個体は積雪によって食害をまぬかれたものと思います。
 ソーラスが着いた成熟個体であれば区別は容易なので、もう少し探すか、来年もう一度観察してみてください。それにしてもオニイノデ、ヒメカナワラビが群生している谷なんて凄いですね。純正石灰岩地の底力でしょうか。文句なしのヒロハヤブソテツも見つかるのは時間の問題でしょうね。

Re: ヒロハヤブソテツでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/04/08 (Sat) 09:29:38
マツモムシさんへ

 ヒロハヤブソテツについて、多くの情報をありがとうございます。軍手から大きさを推測させてしまい申し訳ありません。スケールで測るべきでした。近日中に再度挑戦、もう少し気をつけて観察して参ります。この谷、今はスハマソウ、カタクリ、チョウジザクラ、ヤマトレンギョウなどが迎えてくれ、別天地と言えるかもしれません。

巨大なワラビ?

  • CHAOS
  • 2017/04/03 (Mon) 13:16:49
巨大なワラビを見つけたので食用になるかと調べていましたが、どうしてもわからないので県立牧野植物園に問い合わせてみると「ナチシダ」だと思われるといわれ、ついにこのサイトにたどりつきました^^

鹿は食べないが人間は食用にするとの記載があったのですが普通の蕨と同じようにして食べられるのでしょうか?
またお勧めの食べ方などありますか?

また絶滅危惧種であるとか、勢力範囲を広げすぎて問題になりつつあるとか正反対な意見があるのですがほんとのところはどうなんですか?

いきなりの頓珍漢な質問ですがよろしければ回答いただければ幸いです

Re: 巨大なワラビ?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/04/04 (Tue) 00:18:28
CHAOSさんへ

 ナチシダ、オオバノハチジョウシダ、オオバノアマクサシダ、タンゴワラビ、オニヒカゲワラビなどの芽だし=フィドルヘッドは食用になります。食べ方はコゴミに準じます。ただ味はコゴミのほうが美味しいです。コゴミを利用した料理を以下のブログのページで紹介しているので、ご参考まで。
http://satoyamaplants.blog.fc2.com/blog-entry-90.html

 ナチシダは南方系のシダで、兵庫県版RDBではBランク(絶滅危惧Ⅱ類に相当)ですが、南へ行くと普通に見られ、シカの食害の多い地域では相当はびこっていると聞きます。こちらでは絶滅危惧種なので食べませんが、お住まいの府県で絶滅危惧種に指定されておらず、はびこって困っているようなら食用として採取されてもよいと思います。

 画像はおそらくナチシダ(食べたことは無い)と同じような食感だと思われるオオバノハチジョウシダのフィドルヘッドです。

教えて下さい!

  • がんも
  • E-mail
  • 2017/03/29 (Wed) 11:06:57
始めまして。よろしくお願いします。
昨年の春に植えたこの植物(知人から頂いて名前もわかりません)が今年の3月始めからどんどん枯れて来てしまってます。
全体的に葉先からです。西向きで風が強いので、初めは風で折れて枯れたのだと思ってましたが、最近風がおさまってきたのに全体的に枯れるようになってしまいました。
二本植えて二本とも同じように枯れて居ます。

対処法がわかる方がいればよろしくお願いします。

Re: 教えて下さい!

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/03/31 (Fri) 01:07:50
がんもさんへ

 管理人のマツモムシです。管理人はこのような園芸植物や栽培物は苦手なんですが、この植物に冬の屋外の気温に対する耐寒性がなかったか、あるいは水の遣り過ぎで根腐れを起こしてしまったかが疑われます。先ずは、植物の名前を知ってその性質を理解することが先決でしょう。こちらの掲示板では来訪者もそう多くないので、広く植物観察・栽培愛好家が集まる以下の掲示板をご紹介しておきます。注意書きをよくお読みになって投稿してください。

『草花を愛でる方々のためのお尋ねBBS』
http://www2.ezbbs.net/18/jswc_3242/

Re: Re: 教えて下さい!

  • がんも
  • 2017/04/03 (Mon) 20:16:32
マツモムシさん

返信ありがとうございます!
またURLを教えていただきありがとうございます!早速、投稿して見たいと思います。

オニイノデでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/03/25 (Sat) 11:41:44
エゾフユノハナワラビ、斑入りのオニカナワラビなど、貴重なご報告を興味深く拝見させて頂きました。また、希少種保護のための社会的な活動を具体的に知ることができ、私にとっても新たな目標となりそうです。

 再度しつこくオニイノデについてですがお許し下さい。岡山県西部のカルスト渓谷、石灰岩の岩壁から飛び出していました。葉質は厚手で硬く、小羽片の先は鋭く尖っています。

Re: オニイノデでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/03/25 (Sat) 11:53:12
裏側、中軸には幅広い鱗片が密生しています。もちろん葉柄にも更に大きな鱗片が。この近辺には他に2ヶ所、同種と思われるものがあり、近似種のオオキヨズミシダ、ヒメカナワラビは多数です。よろしくお願いします。

Re: オニイノデでしょうか?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/03/26 (Sun) 16:21:08
ユクノキさんへ

 中軸に幅広い褐色鱗片が密生し、小羽片の鋸歯がそこそこ目立ち、葉質も硬いということから、これはオニイノデとしても良いものでしょう。胞子嚢がついていない小さな葉ですが、成葉になれば、小羽片の鋸歯がもっと刺状にはっきりしてくるでしょう。なにはともあれ、おめでとうございます。少し探したら直ぐに見つかるとは、さすが岡山県。羨ましいかぎりです。

 画像は先日のレクチャーで並んで生えていた森林性ハナワラビ3種。左からアカハナワラビ、モトマチハナワラビ、オオハナワラビ。ここのアカハナワラビはかなり褪色していました。こんなふうに生えてくれると説明が楽です。ちなみにエゾフユノハナワラビは岡山県からも記録があり、今年の秋に見に出掛ける予定です。

Re: オニイノデでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/03/26 (Sun) 22:39:07
マツモムシさんへ

 ありがとうございます。(万歳!)オニの首を獲ったような気分です。マツモムシさんに教えていただいた通りでしたね。
 でも自分はまだまだ普通種について勉強を積まないといけません。これからも平凡な質問をすると思いますがよろしくお願いします。

 ハナワラビの3姉妹、よくぞ並んでくれましたね。こんなこと、私はヤナギで何度か遭遇しました。種は異なってもきっと共通する好みの場所があるのでしょうか??

Re: オニイノデでしょうか?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/03/28 (Tue) 00:42:06
ユクノキさんへ

 ハナワラビの仲間が前葉体になるには、共生か片利共生か解りませんが菌類の力を借りる必要があります。このため他のシダは地表で前葉体を作りますが、ハナワラビの仲間は地中で前葉体を作ります。世話になる菌類が地中に多い場所では、複数の種が生えることが多くなる訳です。こちらではオオハナワラビが群生していれば、アカハナワラビやモトマチハナワラビが混生している場所も多いです。

 画像は昨日、深山の谷間で見たヒロハヤブソテツ。谷筋でわずか2個体のみ見られました。これも好石灰性なので、そのうち出会う可能性があります。

Re: オニイノデでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/03/29 (Wed) 08:17:43
マツモムシさんへ

 なるほど、ハナワラビ類が前葉体になるための特殊な事情があるのですね。ご説明ありがとうございます。

 ヒロハヤブソテツ、どこかで出会ったような覚えもありますが、ちゃんと探してみます。また新しい目標をいただき、フィールドに向かう楽しみが増えました。

エゾフユ?

  • suzuki@hyogo
  • 2017/03/21 (Tue) 00:40:59
マツモムシさん、こんばんは。
ご無沙汰しております。
先日、エゾフユ?があった祠に行ってきたんですが、ありました。以前は、シイタケのほだ木のあたりにあったと思うのですが、もう少し祠寄りのセツブンソウが生えているあたりに数株残ってました。写真を貼っておきますね。
あの肉厚で脂っこい感じは相変わらずです(笑)
やれやれ、一安心。
帰りに、裏手の栗林にカタクリがあった神社に寄ったんですが、神社の中に点々と生えてるやつも似たような感じに見えました。
今度行ったら見てみてください。
以上、ご報告まで。

Re: エゾフユ?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/03/21 (Tue) 02:36:19
suzuki@hyogoさんへ
 お久しぶりですね。
 貴重なご報告、ありがとうございます。
 ご投稿の場所は23日に「篠山の自然を守る会」の代表をご案内するので、その際に細かい部分を観察してみます。
 篠山市の自然保護を志向する有志と多様性志向を共有できればと考えていており、最近盛んにメールのやりとりを行っています。遠い稀少種の自生地保全に、地権者といちいち個人的に連絡を取って草刈り等するのはなかなか大変です。

 最近は里山での観察会や講演依頼が多く、過去の地場産業と地域植生との関係を説明する機会が増えています。実感としては伝統的な生活と環境との関係を理解している人も増えているようで、将来的には希望が持てそうな気がしています。地域の自主的な考えや活動がメインで、その企画や意気込みが行政を動かして補助金が流れる形があり、これが行政のあるべき姿だろうと考えます。
 今現在、植生調査の依頼いただいている加東市の某地区は保全に前向きな自治体ですが、私の住んでいる西宮市では開発による利益収集率のほうが高いのか、公務員内部で多様性に対する意識の高い職員が居なければ里山環境の積極的な維持は難しいと考えています。西宮市では耕作放棄地が増加し、それに伴って生物多様性が減少傾向にある傾向が顕著です。環境課にどのようなアプローチをすればいいか考えているところです。
 何かいい方策はないでしょうか?
 とりあえずは、市内北部地域の農地管理を法的に一括管理している税理士に、稀少種ミズタカモモジの自生地保全対策の話を振ってみることを画策しています。

 画像は昨日の自然観察会でかろうじて開花していたキジムシロ。春植物以外の確実な在来種としては最も早い時期に開花するバラ科草本。

ヤハズ斑のオニカナワラビ

  • 神戸の望月
  • 2017/03/19 (Sun) 20:04:32
マツモムシさん、今晩は。ご無沙汰しておりますが、今年もよろしくお願いします。

以前、光田先生にここで、ハカタシダのヤハズ斑について教えて頂きました。同じような斑入りのオニカナワラビに出会ったので報告します。

Re: ヤハズ斑のオニカナワラビ

  • 神戸の望月
  • 2017/03/19 (Sun) 20:06:28
不思議な斑入りのオニカナワラビにも出会いました。

Re: ヤハズ斑のオニカナワラビ

  • 神戸の望月
  • 2017/03/19 (Sun) 20:07:54
ツヤナシオニカナワラビにも出会いました。

Re: ヤハズ斑のオニカナワラビ

  • 神戸の望月
  • 2017/03/19 (Sun) 20:09:41
ツヤナシつながりで、ツヤナシハカタシダにも出会いました。

Re: ヤハズ斑のオニカナワラビ

  • 神戸の望月
  • 2017/03/19 (Sun) 20:14:16
ツヤナシハカタシダの方の小羽片です。灰青色と言うべき色です。

Re: ヤハズ斑のオニカナワラビ

  • 神戸の望月
  • 2017/03/19 (Sun) 20:18:49
この画像のツヤナシハカタシダも灰青色で、実物を見た色もほぼこんな感じです。
ツヤナシハカタシダは3ヵ所で確認しましたが、それぞれ数株ずつ点在していて、ツヤのないのは遺伝する性質のようです。

Re: ヤハズ斑のオニカナワラビ

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/03/20 (Mon) 13:45:19
神戸の望月さん、お久しぶりです。

 いろいろと珍しい個体の画像、ありがとうございます。オニカナワラビの斑入りはまだ見たことがありませんが、2枚目のものは特に凄いですね。ハカタシダのツヤナシ型は見たことがありますが、オニカナワラビにもツヤナシ型が出るのですね。これも遺伝的に固定されていそうですね。ツヤナシハカタシダの色調は相変わらず渋いです。

 画像は徳島で立ち寄った神社で見たイブキシダ。

Re: ヤハズ斑のオニカナワラビ

  • 神戸の望月
  • 2017/03/20 (Mon) 19:33:57
マツモムシさん、今晩は。
おっしゃるように、2枚目の画像から見れば、あとはおまけのようなものです。
このオニカナのすごいのは、下部の小羽片の一部で白と緑が入り交じっている他は、上部の羽片と下部の小羽片のいくつかが完全に白くなり、中部の右側の3つの羽片では、羽軸の上下できれいに白い部分と緑の部分が分かれている点ですね。
不思議なものです。

画像は斑入りのキンミズヒキです。

Re: ヤハズ斑のオニカナワラビ

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/03/21 (Tue) 01:25:13
神戸の望月さんへ

 キンミズヒキの斑入りも見事なものですね。斑入りの個体は遺伝的には弱いものと考えられているので、掘り取って人為増殖を考えてもよいものかもしれません。

 画像はトウゴクサバノオ(花)とツルハコベの斑入り個体です。牧野植物図鑑に掲載されているツルハコベは完全に無視されていますが、現在サワハコベと考えられているものは幾つかの分類群に分けられると考えられ、晩秋に茎先が土中に潜る葉の大きなものは本来のサワハコベ、茎が地表に潜らず地表に広がる葉の小さなものはツルハコベだろうと考えています。六甲山系ではサワハコベとツルハコベが混じりますが、サワハコベは稀で、丹波地方に行くとツルハコベのみとなり、サワハコベは見られません。地下茎が地表に平行して伸び、節から地上径を直立するものは近畿地方ではカサギソウという仮称が与えられています。兵庫県のサワハコベ類は再精査する必要があります。

ヌカイタチシダマガイでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/03/16 (Thu) 12:38:18
いつも大変お世話になります。

 例によって岡山県西部のカルスト渓谷にて、アツギノヌカイタチシダマガイの近くにあったものです。ヌカイタチシダマガイを疑ったのですが、小羽片が全縁に近いので違うかも知れません。

Re: ヌカイタチシダマガイでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/03/16 (Thu) 12:47:17
裏側です。褐色の鱗片が袋状になっているように見えます。
ソーラスは小さめで、全面についています。
羽片の柄、小羽片の柄はほとんど認められないようで、軸に直交しています。

Re: ヌカイタチシダマガイでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/03/16 (Thu) 12:52:31
葉柄基部です。

 まだまだ、自分で判断がつかずご厄介になりっぱなしですが、お暇な時にご返信いただければ幸いです。

Re: ヌカイタチシダマガイでしょうか?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/03/16 (Thu) 23:02:37
ユクノキさんへ

 結論から言うと、これはアツギノヌカイタチシダマガイのほうですね。アツギノヌカイタチシダマガイの小型の個体です。中軸の鱗片が多いのと、ソーラスが裂片の辺縁寄りについていることと、葉面に光沢がある点でそのように言えます。ヌカイタチシダマガイは葉面に光沢がなく、葉質はもっとペラッとした紙質で、中軸の鱗片はあまり多くなく、ソーラスは中間生です。

 画像は今日見てきた近所の神社のオオハナワラビ。毎年見ているのですが、なかなか胞子葉を上げるまでになりません。

Re: ヌカイタチシダマガイでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/03/17 (Fri) 09:12:02
マツモムシさんへ

 早速のご回答、誠にありがとうございます。

 アツギノヌカイタチシダマガイとのご教示、確かに中軸の鱗片は厚めですね。ソーラスが辺縁寄りなのは気になっていましたが、葉の光沢・質感については無頓着でした・・・
反省です・・・I should care.(気にしなければいけませんね)。ともあれ、アツギの方、先日のとは別に確認できて嬉しく思います。

 これはやはり同じ谷でひと月前に見つけたもの、鋸歯が鋭くないのでフユノハナワラビかなぁ?胞子葉も枯れていましたが横向きに出ていましたよ。

Re: ヌカイタチシダマガイでしょうか?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/03/20 (Mon) 13:27:47
ユクノキさんへ

 追加のハナワラビの画像は確かにフユノハナワラビの血の濃い個体でしょうね。このようなフユノハナワラビの血が濃いものは胞子葉は柄ごと倒伏します。フユノハナワラビかどうかは、周辺にある他の個体や胞子も観察して、総合的に判断する必要があると考えています。

エアプランツ

みなさんこんにちは、掲示板をいろいろと、拝見いたしまして、草花の掲示板と思い、投稿します。

私は、先日エアプランツ(ティランジア)という、土のいらない植物を入手しまして、現在、セコセコ・・・。栽培しております。この植物を栽培するにあたって、”葉ぐされ”が2度も発生しました!こういった、ツブヤキを、ホームページに掲載しております。アドレスはこちらです。

83.ティランジアについて http://binge3.web.fc2.com/bun/83.html
69.エアプランツについて http://binge3.web.fc2.com/bun/69.html
本体→binge2.web.fc2.com

○○○イノデでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/03/09 (Thu) 14:06:42
再々の質問お許し下さい。

 岡山県中部、特にカルスト地質と言われる場所ではありませんが、好石灰岩性の木本(フユザンショウ、チトセカズラ、ケツルマサキ)を見かける所です。先のオオキヨミズシダほどではありませんが、上側第1小羽片が大きくて気になっておりました。

Re: ○○○イノデでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/03/09 (Thu) 14:12:40
葉裏全体にソーラスはついています。淡褐色で糸状よりも幅のある鱗片です。

Re: ○○○イノデでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/03/09 (Thu) 14:15:40
葉柄の様子ですが、基部までは撮れませんでした。

Re: ○○○イノデでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/03/09 (Thu) 14:27:25
全体の様子です。岩の下から生えていました。もしかしたら、オニイノデかなと・・・でも他の普通の種かも知れません。

 年度末、公私ともにご多忙の折り恐縮です。ご都合の良い時にお願い致します。

Re: ○○○イノデでしょうか?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/03/10 (Fri) 04:04:17
ユクノキさんへ

 画像で判断するにはなかなか微妙な個体です。中軸鱗片は確かに明るめの褐色ですが光沢はなく、典型的なオニイノデより幅が狭く見え、葉柄部分の鱗片も幅が狭いように思います。やはり葉柄基部の鱗片の情報も欲しいところですね。基部鱗片は幅広く光沢があります。また、オニイノデの典型品であれば小羽片や裂片の鋸歯が刺状に発達しますが、お尋ねの画像は少し発達が悪いように見えます。葉質はオオキヨズミシダよりも硬質なので、一度確実なオオキヨズミシダと、葉質を比較してみてください。両種とも3倍体で無融合生殖しますが、中には捻性のある胞子を持つものもあると想定され、近縁種と戻し交配する可能性は皆無とは言えず、そのような場合は両種ともそれなりに変異幅があると予想でき、中間的な集団があっても不思議ではありません。その場合は境界線を引くのは観察者次第ということになるでしょうね。ユクノキさんの例ではオオキヨズミシダとの葉質の差を留意して比較してみてください。

 画像はアカハナワラビとモトマチハナワラビの混生地に現れる両種の交雑個体と思われるものです。葉表は紅変しますが、裏面は完全に紅変しません。この栄養葉の形状はアカネハナ(アカハナ×オオハナ)やアカフユ(アカハナ×フユノハナ)では出現しません。シチトウ×アカハナとの差異は今後の課題と思っています。ここ数年は冬期のハナワラビ類の交雑の多様性に気が向いています。この仲間ではどこにでもあるフユノハナワラビが最も形質が多様性に富み、特定の形質を断定できず、私にとっては謎の種です。なので、フユノハナワラビについて質問を頂いても、ほとんど保留させて頂いております。DNA解析をしなければ手に負えないものでしょう。

Re: ○○○イノデでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/03/10 (Fri) 21:21:44
マツモムシさんへ

 ご返信ありがとうございます。また、夜明け前のお仕事を増やしてしまいましたね。微妙な個体についてわかりやすく説明して頂き感謝、感謝です。現場は家からそう遠くなく、再訪して参りました。写真は葉柄基部の鱗片です。数メートル離れて、オオキヨズミシダ(と思えるもの)もあり、そちらは中軸の鱗片が黒褐色で、葉身が一回り大きいこと以外は両者は酷似してます。手触りは、オニイノデを疑ったものの方がややパリッとした感じですが、痛いほどではありません。やはりマツモムシさんの仰る通り、中間的な形質を示すものとして判断は保留しておこうと思います。

 アカハナワラビと他種の混雑の様子、色にはっきりと現れて面白そうです。ご研究の進展を期待しております。(わたしには未だフユノハナワラビとオオハナワラビの区別ができません。)

オオキヨズミシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/03/07 (Tue) 18:15:18
度々お世話になります。

 岡山県西部、カルストの谷の手前、半日陰になる岩壁にありました。各羽片の上側第1小羽片が大きく、中軸と並行して伸びています。

Re: オオキヨズミシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/03/07 (Tue) 18:21:43
葉裏です。ほとんどの小羽片には柄がないように見えます。もし柄があり羽軸から分離していたらヒメカナワラビなのかな、と思いますが。

Re: オオキヨズミシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/03/07 (Tue) 18:25:28
中軸の鱗片は、黒い糸状で直立しています。

Re: オオキヨズミシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/03/07 (Tue) 18:36:01
最後に葉柄基部の鱗片です。褐色で楕円形にみえます。

 前回は、最下羽片の下側第1小羽片が重要な識別ポイントであることを教えていただき、お陰さまで、イタチの仲間かベニの仲間か大別できるようになりました。今回は上側第1小羽片についてです。相変わらずの頓珍漢ですがよろしくお願いいたします。

Re: オオキヨズミシダでしょうか?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/03/07 (Tue) 22:33:02
ユクノキさんへ

 お尋ねのものはオオキヨズミシダで間違いないと思います。オオキヨズミシダはソーラスが葉先や羽片の先からつくのが大きな特徴で、2枚目の画像にその兆候が見て取れます。これに対してヒメカナワラビではソーラスが葉の下の方から付いていきます。好石灰性のオニイノデはソーラスの付き方はオオキヨズミシダと同様ですが、葉が非常に硬質で、握ると裂片の先が痛く感じます。また、鱗片が幅広で、中軸の鱗片は褐色で披針形になります。
 上側第1小羽片について言えば、ヒメカナワラビは下方の羽片では、上側第1小羽片が羽状に深裂します。オオキヨズミシダやオニイノデはそのようになりません。
 こちらではオニイノデは全く見られませんが、岡山ではRDBに入っていないほどなので、どこかで出会えそうですね。

 画像は前日見に出掛けたアカハナワラビ。紅葉真っ盛りでした。

Re: オオキヨズミシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/03/08 (Wed) 00:31:24
マツモムシさんへ

 早速にご回答頂きありがとうございます。そして、近似種の各々についての識別の勘所も教えて下さり、私にとって即戦力となりそうです。

 アカハナワラビ、色も彩模様も幻想的ですね!

 この画像は新見市の石灰洞門直下で見つけ、ヒメカナワラビにしては、中軸の鱗片が褐色っぽいな?と思っていたものです。

Re: オオキヨズミシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/03/08 (Wed) 00:39:06
中軸の鱗片です。

 ご紹介のオニイノデについては、「成羽植物図説」という限定出版された図鑑ですが、希少種Aとされています。

Re: オオキヨズミシダでしょうか?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/03/08 (Wed) 16:15:32
ユクノキさんへ

 新たな2枚の画像はヒメカナワラビですね。
 オニイノデの鱗片はもっと明るい褐色で、幅広いものです。画像のものは、下方の羽片も上側第1小羽片が羽状に深裂しています。オニイノデはヒメカナワラビよりもオオキヨズミシダに似ています。
 仰るようにオニイノデは全国的には稀少種ですが、岡山県では西部の石灰岩地に結構あるようですよ。

 画像はアカハナワラビと同日に見たモトマチハナワラビ。日向に出たものが黄褐色になっていました。降雪が多かったために栄養葉も胞子葉も倒伏していました。

Re: オオキヨズミシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/03/08 (Wed) 18:22:59
マツモムシさんへ

 ヒメカナワラビ、との明快なご説明をありがとうございます。「下方羽片の上側第1小羽片が羽状に深裂」する点、繰り返し教えていただき申し訳ありません(小学生みたいですね)。オニイノデの方も心して探してみます。

 モトマチハナワラビという名称も知りませんでしたが、伊豆大島で見つかった新種で、胞子を顕微鏡で観察しないと同定が難しいのですね。心より敬服いたします。

サンネンモでしょうか?

  • バッテラ
  • 2017/03/05 (Sun) 20:04:13
お世話になっております。
夏に水草の切れ端が漂っていました。
センニンモ、ヒロハノエビモとは違う雰囲気でしたので撮影しました。
これはサンネンモなのでしょうか?

Re: サンネンモでしょうか?

  • バッテラ
  • 2017/03/05 (Sun) 20:05:14
1枚目の拡大写真です。

Re: サンネンモでしょうか?

  • バッテラ
  • 2017/03/05 (Sun) 20:07:34
この切れ端を育ててみました。
色形が変化しました。

Re: サンネンモでしょうか?

  • バッテラ
  • 2017/03/05 (Sun) 20:09:20
3枚目の拡大写真です。
主に地下茎で増殖します。

Re: サンネンモでしょうか?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/03/05 (Sun) 22:43:28
バッテラさんへ

 この仲間の雑種は変異幅が広くて、画像のみによる断定は難しいのですが、見た目の印象としてはサンネンモとしてもよいものだと思います。オオササエビモにしろ、ヒロハノセンニンモにしろ、この仲間は地下茎で殖えます。

 水槽での育成は光量や水中のCO2溶存量、底床の栄養塩類に左右されるので、自然状態とは違った形になることもあります。特に自然状態の色味を出すには、かなりの光量とCO2を必要とします。

Re: サンネンモでしょうか?

  • バッテラ
  • 2017/03/06 (Mon) 19:52:26
マツモムシさんへ

 回答ありがとうございます。
サンネンモでしたか。
育て方を教えて頂きありがとうございます。
水槽ではセンニンモより育てやすい印象です。
変化前、変化後共にセンニンモとはあまり似ていないので、もう片方の親が何なのか興味を惹かれます。

ミヤマイタチシダ?

  • ユクノキ
  • 2017/03/02 (Thu) 17:14:43
いつもお世話になります。

 岡山県西部、これまでとは別の鍾乳洞近く林道脇です。葉は3枚ほど出ていました。葉柄は葉身とほぼ同じ長さ、2回羽状複生です。

Re: ミヤマイタチシダ?

  • ユクノキ
  • 2017/03/02 (Thu) 17:24:27
ソーラスは、葉の上部3分の2についています。羽片は中軸に直交して対生です。

 前の画像で、フラッシュを使ったため光沢があるようにみえますが、さほどではありません。

Re: ミヤマイタチシダ?

  • ユクノキ
  • 2017/03/02 (Thu) 17:32:57
葉柄基部の鱗片は、黒っぽく、縁は淡い色に見えます。

 図鑑では半常緑とありますが、ミヤマイタチシダに近いように思います。いかがでしょうか?近辺には、クマワラビ、オクマワラビ?がありました。

Re: ミヤマイタチシダ?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/03/04 (Sat) 04:20:25
ユクノキさんへ

 お返事が遅くなりました。
 結論から言えばミヤマイタチシダではなく、ベニシダでしょうね。ミヤマイタチシダは最下羽片の下側小羽片が大きくなり、最下羽片全体では扁3角状卵形となります。葉質は紙質で、表面には光沢があり、また小羽片の脈は少しくぼみます。葉柄基部鱗片はほぼ均質に褐色~暗褐色で、縁は淡色になりません。ソーラスは中肋寄りにつきます。こちらでは兵庫県南部でも、この時期は緑色は残ってはいますがボロボロです。

 画像は先日神社の石垣で見たギフベニシダ。こちらでは古い石垣で見かけることが多いです。

Re: ミヤマイタチシダ?

  • ユクノキ
  • 2017/03/04 (Sat) 09:10:05
マツモムシさんへ

 今回も深夜にご丁寧な説明を頂戴し、感謝に絶えません。そうですね、最下羽片の下側小羽片が大きくないので、ミヤマイタチとは違うかなぁ、と思い始めておりました。前回教えていただいたベニシダと改めて比べてみると、よく似ていましたね。同じ間違いを繰り返してお手数をかけてしまいました。自分にはベニもイタチも(もっと他にも)よくわかっていないようです。今回のフィールドでも未だ8割は同定できずにいます。が、その中には同種のものも多く含まれるようですので、できる限り整理した上でまた質問させて下さい。

 ギフベニシダ、図鑑にはサイゴクベニにと似ているが鱗片が暗褐色、とありますね。近似種のご紹介、励みになります。頭を柔軟にして楽しみながらシダと付き合っていこうと思います。

オオマルバベニシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/02/23 (Thu) 17:28:42
 せっかくスミレの春らしい画像がトップにありましたのに、再三のシダの質問で恐縮です。

 マツモムシさんに教えて頂いたオオマルバベニの条件とは少し違うかもしれません。やはり岡山県西部のカルストの谷の岩壁にあったものです。羽片が離れてついていたので注目しました。

Re: オオマルバベニシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/02/23 (Thu) 17:33:06
裏側全面にソーラスはついています。ただ位置は中肋寄りではありません。

 

Re: オオマルバベニシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/02/23 (Thu) 17:38:53
鱗片は、羽軸上では袋状、中軸から葉柄にかけて多くなり、基部ではこんな様子です。鋸歯はないようです。

 他に観察すべき点がありましたら、お知らせください。よろしくお願いします。

Re: オオマルバベニシダでしょうか?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/02/23 (Thu) 18:02:02
ユクノキさんへ

 一見するとオオマルバぽいですが、ソーラスが中間生なのでベニシダの範疇に入るものですね。しかし、このような型のベニシダに混じって生えていることもあるので、根気よく探してみてください。
 すでにご存知とは思いますが、典型的なオオマルバベニシダのソーラスを貼っておきます。

Re: オオマルバベニシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/02/24 (Fri) 08:52:30
マツモムシさんへ

 早速のご回答をありがとうございます。

 なるほど、ソーラスの位置は分類上のより基本的なことなんですね。でも、私にとってはベニシダの方をまず知っておくべきだと思いますので一歩前進です。

 閑話休題、こんな斑入りのをアツギと同じ岩に見つけましたよ。(カナワラビ属かな?)

Re: オオマルバベニシダでしょうか?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/02/24 (Fri) 17:01:58
ユクノキさんへ

 カナワラビ属で正解ですね。ハカタシダの若い個体だと思います。ハカタシダの名は斑入り模様が博多織をイメージさせることからついたと言われています。

Re: オオマルバベニシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/02/24 (Fri) 21:14:12
マツモムシさんへ

 ハカタシダ、美しく妖艶ですね。素敵な画像もありがとうございました。アツギと共に見守ってゆきます。

サイゴクベニシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/02/19 (Sun) 22:36:34
 こんばんは。再三お世話になります。

 岡山県西部の渓谷で比較的よく見かけるものです。ほぼ2回羽状複生に見えます。小羽片の基部が耳のように膨らんでいます。

Re: サイゴクベニシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/02/19 (Sun) 22:40:23
葉裏です。ソーラスは小さめです。中軸には鱗片がついています。

Re: サイゴクベニシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/02/19 (Sun) 22:48:07
葉柄の元の方には、明るい褐色の三角形の鱗片がついています。図鑑を頼りに自分なりに行き着いたのがサイゴクベニシダなのですが、自信がありません。ご指導頂ければ幸いです。

Re: サイゴクベニシダでしょうか?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/02/20 (Mon) 01:40:34
ユクノキさんへ

 葉身がやや革質、光沢がある、羽片に柄がある、淡褐色の鱗片が多いということで、仰る通りサイゴクベニでよいと思います。これで羽片に柄がなく、羽軸が中軸に直交していればアツギノヌカイタチシダマガイ。葉身が長卵状で、羽片間に隙間があり、小羽片の切れ込みはほとんど無いか浅く、葉面に光沢はなく葉質もやや薄目なのはオオマルバベニシダとなります。どちらも石灰質を含む岩上に生える傾向が見られるので、そちらでも注意していれば見つかる可能性は高いと思います。岡山県のRDBではアツギノヌカイタチシダマガイの自生地は2ヶ所と記されていますが、地味なシダゆえにあまり注意されておらず、注意して探していればもっと見つかるはずです。

 画像は足場が悪い上に降雨もあり、ちょっと羽片の様子など分かりにくい画像ですが、昨年11月に撮影した丹波地方のアツギノヌカイタチシダマガイ。こちらでは古~中生代のメランジェのチャートの岩場で見られる例が多く、ここもそのような場所で、ほかにヌカイタチシダマガイやフジシダ、ヒメサジランなどが見られました。

Re: サイゴクベニシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/02/20 (Mon) 17:56:10
マツモムシさんへ

 いつもご丁寧な回答をくださり、本当にありがとうございます。サイゴクベニシダでよいとのこと、図鑑を手探りした甲斐があったようで、ますますこの世界にハマりそうです。さらに希少な近似種のご紹介、しかも好石灰岩性ということで心躍らせています。

 この画像はやはり同じ渓谷で見つけ、自分ではサイゴクベニに近いかな、でも何となく少し違うかなと思っていたものです。柄が無く、羽片と中軸が直交し、中軸から葉柄にかけて鱗片も多いので、ひょっとしたらアツギノヌカイタチシダマガイでしょうか?

Re: サイゴクベニシダでしょうか?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/02/20 (Mon) 18:05:01
ユクノキさんへ

 驚きました!
 見た目的には立派なアツギノヌカイタチシダマガイです。
 念のため基部の鱗片の縁に突起や毛がないか調べてください。
 突起や毛がほとんどなければアツギに決定です。

Re: サイゴクベニシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/02/20 (Mon) 18:09:27
葉裏です。

 もう一種、オオマルバベニシダについても気をつけて探してみますね。

Re: サイゴクベニシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/02/20 (Mon) 18:20:12
マツモムシさんへ

 あっ!すみません、行き違ってしまったみたいですね。改めて、即座のご返信ありがとうございます。

 わかりました。ご指摘の箇所を調べてみますね。とりあえずこれは葉柄中ほどの鱗片の様子です。

アツギノヌカイタチシダマガイでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/02/23 (Thu) 16:47:27
マツモムシさんへ

 再訪して撮り直してみました。アツギノヌカイタチシダマガイと思しきものの葉柄基部の鱗片です。サイゴクベニシダに見られるようなはっきりした鋸歯は認められませんでしたが、いかがでしょうか?

 この付近の岩壁には他にも一件アツギノヌカイタチシダマガイらしきものを見つけましたが、断定できる自信はありません。もちろん、ご紹介頂いた岡山県のRDBに記載された分布地に一致します。また、別の箇所で発見しましたらご報告しましょう。

Re: サイゴクベニシダでしょうか?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/02/23 (Thu) 17:48:59
ユクノキさんへ

 アツギノヌカイタチシダマガイでOKです。県内新産地ではなかったのは残念でしたね。
 ところで、こちらではアツギノヌカイタチシダマガイとともに、ヌカイタチシダマガイも一緒に見つかることが多いです。岡山県RDBでは未記載ですが、昨年(2016)に発見されたようなので、注意してみてください。
 http://www.freeml.com/ep.umzx/grid/MLC/node/MlcDisplayHtmlMailFront/mlc_id/109181/topic_id/33808155

 こちらも好石灰性のシダで、岩場に着生していることが多いです。画像を貼っておきます。雨に濡れて光っていますが、実物は葉面には光沢がありません。

Re: サイゴクベニシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/02/24 (Fri) 08:38:04
マツモムシさんへ

 アツギノヌカイタチシダマガイ、ご確認頂きありがとうございます。この画像は全体の様子です。引き続き、アツギでない方も含めて探す楽しみができました。

 ご紹介の倉敷市自然史博物館には多くの標本があるんですね。以前、木本の希少種について訪ねた折に親切に対応して下さいました。また、この博物館発行の「岡山県の樹木図鑑」も私にとって座右の名著です。

スミレ

  • メイ
  • E-mail
  • 2017/02/21 (Tue) 18:36:11
はじめまして。
身近な植物の名前を憶えたいと思い、ごく最近、植物の撮影を始めました。
今、タチツボスミレが野山にたくさん咲いていますが、それとは様子の異なるスミレがあったので撮影しました。
しかし図鑑等で調べても、しっくりするものを見つけられません。
このスミレの名前をお教えいただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。
撮影は長崎県の離島、林道斜面です。
このように斜面から下向きに咲いていました。

Re: スミレ

  • メイ
  • E-mail
  • 2017/02/21 (Tue) 18:37:38
葉の裏です。

Re: スミレ

  • メイ
  • E-mail
  • 2017/02/21 (Tue) 18:38:41
茎です。

Re: スミレ

  • メイ
  • E-mail
  • 2017/02/21 (Tue) 18:41:12
花です。

Re: スミレ

  • メイ
  • E-mail
  • 2017/02/21 (Tue) 18:43:19
距です。

Re: スミレ

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/02/22 (Wed) 23:54:45
メイさんへ

 もうタチツボスミレが沢山咲いているのですか。早いですね。それか不時開花現象かもしれませんね。
 お訊ねのものですが、立ち上がった茎、茎の葉が卵状狭3角形で長く、タチツボスミレよりも色が濃く、葉脈が紫色となっていることなどから、ナガバノタチツボスミレだと思います。距がふつうとは異なっていますが、やはり今開花しているのは不時開花なのかもしれません。

Re: スミレ

  • メイ
  • E-mail
  • 2017/02/23 (Thu) 00:31:41
マツモムシさんへ

ありがとうございます。
ナガバノタチツボスミレ、名前を憶えておきたいと思います。
名前がわかると、とてもうれしいものですね。
不時開花かもしれないのですね。
こちらの今冬はひどく暖かかったせいかもしれません。
いつもは2月中旬ごろに咲くコショウノキが、1月終わりごろにあちらこちらで咲いていました。

私の居住地にはシダ類が繁茂していて、見ないふりを続けてきましたが、わかりやすいものから調べていこうと思っています。
しかし、まだ識別点などもわからず途方にくれておりますので、またお世話になるかと思います。

ありがとうございました。