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六甲山には純粋なミヤコザサは存在しないかも知れないと言う話

  • 神戸の望月
  • 2017/07/14 (Fri) 23:36:39
マツモムシさん、こんばんは。

ミヤコザサに関心を持って観察するようになってから2年程になります。最初の頃は、稈の高さが1.5mのものや稈の上部で分枝するものに出会っても、よく育ったもんやなくらいに思っていました。因みに図鑑的なデータでは、ミヤコザサの稈の高さは80㎝位までで、稈は稀に基部近くで分枝することもあるが、通常は分枝しないと言うことになっています。

観察する数が増え、1.5mを超える高さの稈や上部で複数回分枝するものにあまりにも多く出会うようになり、これは果たしてミヤコザサなのだろうかと言う疑問を抱くようになりました。

そして答えらしきものも得られないまま観察を続けていた所、今年の4月に出版された「日本タケ亜科植物」(小林幹夫 北隆館)と言う図鑑に最近出会いました。
おそろしく内容の充実した図鑑で、これを見ずしてはタケ・ササ類について語ることが出来ないと言い得るほど出色のものです。

その図鑑にミヤコザサーチマキザサ複合体(隣接するミヤコザサ節とチマキザサ節の局所的個体群間で浸透交雑を繰り返し形成された、連続した限りない中間形を含む、推定雑種個体群)と言う項目があり、その特徴を読んでみると、私が六甲山で観察しているミヤコザサらしきものによく当てはまっています。
きっとこれに違いないと思い、小林先生に質問した所、六甲山のミヤコザサらしきものは、ミヤコザサーチマキザサ複合体だと判断していますとのご回答を頂きました。
因みに兵庫県では、チマキザサ(稈の高さは1~2m、稈はまばらに分枝する)は中北部に広く分布しています。
あるいは、六甲山のミヤコザサらしきものは地理的に見て、アマギザサーミヤコザサ複合体の可能性もあるとのご見解も示して頂きました。アマギザサーミヤコザサ複合体の場合、稈を折るとくさい匂いがするそうです。
それはアマギザサの特徴で、100%確実に雑種に受け継がれているとは言えないものの、一つの判断基準だそうです。
今まで100点以上のミヤコザサらしきものの標本を作り、その都度稈を折っていますが、一度もくさい匂いがしたことはありません。

標本を見て頂いたk先生に小林先生のご見解を伝えると、六甲山には純粋なミヤコザサはないのかも知れませんねと言われていました。

この画像のミヤコザサらしきものは枝が2本出ています。
上にある2枚の葉は、稈が地上に出て来た1年目に頂部についたものです。下にある2枚の葉はその翌年に分岐した枝の先についたものです。一番左にある鮮緑色の葉は今年分岐した枝の先についたものです。つまりこのラメットは3年生きていることになります。
純粋なミヤコザサのラメットの寿命はよく1年と言われますが、「日本タケ亜科植物」では約1.5年となっています。
つまり1つのラメットの寿命が3年あることからも、純粋なミヤコザサでない可能性が強いと考えられます。

Re: 六甲山には純粋なミヤコザサは存在しないかも知れないと言う話

  • 神戸の望月
  • 2017/07/14 (Fri) 23:54:55
この画像はk先生に教えて頂いて見て来た、今年部分開花した六甲山のミヤコザサらしきものの花です。
実物を見たことはありませんが、純粋なミヤコザサの小穂は暗紫褐色をしているようです。そしてチマキザサの小穂はアントシアニンを含まない緑色だと「日本タケ亜科植物」に書いてあります。
この画像の小穂はその中間的な色をしています。その点もミヤコザサーチマキザサ複合体であることを示しているのかも知れません。

最初に言うべきことを忘れていたので、ここで書きます。
私は開花周期の長いササ類の雑種がそれほど出来るはずがないと以前は考えていました。
隣接する交配可能な2種の局所的個体群が同時期に開花することが、そんなにあるのだろうかと言う疑問です。
小林先生に教わったのですが、人の目につきにくい部分開花はかなりの頻度であると考えられますとのことです。私自身も去年と今年、六甲山の違う地点でミヤコザサらしきものの部分開花を見た訳ですが、あるいはそうなのかも知れません。
因みに、ミヤコザサーチマキザサ複合体はほとんど毎年どこかで開花していて、花粉は均一で充実し、稔性も高いことが知られているようです。

Re: 六甲山には純粋なミヤコザサは存在しないかも知れないと言う話

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/07/15 (Sat) 22:35:04
 神戸の望月さん、こんばんは。
 またしても興味深い情報、ありがとうございます。タケ・ササ類はあまり勉強できていないので、こういった情報を頂けるのは嬉しいことです。部分開花については時々見かけることがあります。
 先日、氷ノ山に行ってきたのですが、山麓でチシマザサらしきものの開花を見ました。画像は撮っていないのですが、小穂は紫褐色が混じっていたので、これもミヤコザサーチマキザサ複合体なのかもしれません。ミヤコザサーチマキザサ複合体は兵庫県下に広く分布していて、ミヤコザサ、チシマザサの純粋種がある場所は限られているのかもしれませんね。今後は花序を見つけた時は撮影を心がけたいと思います。

 画像は先日採集したヤマドリタケモドキ@神戸市。夏キノコのシーズンに入りました。

Re: 六甲山には純粋なミヤコザサは存在しないかも知れないと言う話

  • 神戸の望月
  • 2017/07/16 (Sun) 21:02:49
マツモムシさん、こんばんは。

こんな投稿でも好意的に見て下さり、ありがとうございます。
私もタケ・ササ類に詳しい訳ではありません。まだまだひよっこです。ぴよぴよ。
マツモムシさんはやはり現場によく足を運ばれているだけあって、ササ類の部分開花に出会うことが多いようですね。
私はチシマザサもチマキザサも他府県で何度か見ていますが、花は未見です。図鑑によっては、チマキザサの小穂の写真は暗褐色のものがあげてあることがあります。「日本タケ亜科植物」に信を置けば、雑種であることに気付かずに純粋種と認識している例と言うことになります。
k先生によると県北部のチシマザサやチマキザサについても純粋種であることに疑念が持たれているそうです。
実は今回、「複合体」(hybrid swaam)と言う言葉を初めて知りました。微小種(マイクロ・スピーシーズ)のようなものも含めた中間形の集合として雑種を捉える考え方でササ類を分類している小林先生のやり方が、私にはとても新鮮に写りました。
こうした複合体の分類では、最終的にはDNA解析が欠かせませんが、素人としては外部形態からああだこうだと言う楽しみをなくしたいものです。

いくつか六甲山の分枝するミヤコザサらしきものを紹介します。

稈の上部(基部付近以外)で分枝している場合、枝を一つだけ出していることが多いです。9割くらいはそうです。この画像のように2本の枝を出しているものは、それでもわりと見つかります。葉の色から1年に2本の枝が出たことが分かります。

Re: 六甲山には純粋なミヤコザサは存在しないかも知れないと言う話

  • 神戸の望月
  • 2017/07/16 (Sun) 21:05:50
この画像のように3本の枝を出したものは、ちょっと頑張ればそれでも見つからないことはないです。
葉の色から1年に3本の枝を出したことが分かります。

Re: 六甲山には純粋なミヤコザサは存在しないかも知れないと言う話

  • 神戸の望月
  • 2017/07/16 (Sun) 21:07:51
この画像のように4本の枝を出したものは幸運があれば見つかります。

Re: 六甲山には純粋なミヤコザサは存在しないかも知れないと言う話

  • 神戸の望月
  • 2017/07/16 (Sun) 21:11:24
この画像のような6本の枝を持つものは、今まで3つ見ました。2000本以上の稈を見た中でです。

Re: 六甲山には純粋なミヤコザサは存在しないかも知れないと言う話

  • 神戸の望月
  • 2017/07/16 (Sun) 21:14:59
この画像のように7本の枝を持つものは、これ一つしか見ていません。
分枝するミヤコザサらしきものが一つ見つかれば、その周辺にいくつかそうしたものが集中的にあることが多いです。

Re: 六甲山には純粋なミヤコザサは存在しないかも知れないと言う話

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/07/20 (Thu) 01:15:24
神戸の望月さんへ

 ミヤコザサ-チマキザサ複合体の追加画像、ありがとうございます。最後の2つの画像は何か尋常ではありませんね。ミヤコザサと言われても困りますって感じです。
 一昨日は氷ノ山で着生ランの調査でしたが、林床はものの見事にシカに丸裸にされており、葉がほとんど喰われた貧相なチシマザサが棒のように疎らに生えているだけでした。

 複合体という複数種間で浸透交雑しているものはなかなか厄介です。その最たるものがフユノハナワラビ、オオハナワラビ、アカハナワラビ、モトマチハナワラビの種間浸透交雑で、3種以上で混生していたり、ほとんどの個体が稔性があると考えられる胞子を持っているのでとても厄介です。また、ワレモコウとナガボノワレモコウの種間雑種にワレモコウモドキというものがありますが、これも浸透交雑して花序が白色~濃赤紫色の変異幅がある複合体を形成していると考えられる集団があります。ノギク類の浸透交雑もよく知られていますね。水生植物ではサイコクヒメコウホネと呼ばれているものがそれにあたり、ヒメコウホネ、コウホネ、オグラコウホネ、サイジョウヒメコウホネが複雑に浸透交雑したものとされています。実際に兵庫県内に見られるサイコクヒメコウホネは、上記4種の様々な形質が入り混じっているものが見られ、普通に結実します。

 画像は花序がピンク色のワレモコウ-ナガボノワレモコウ複合体と思われるもので、結実が見られるものです。このような稔性のあるものは複合体とするよりは、サイコクヒメコウホネやトウカイコモウセンゴケと同じく雑種起源とする新たな種として記載されるべきものだと思っています。

Re: 六甲山には純粋なミヤコザサは存在しないかも知れないと言う話

  • 神戸の望月
  • 2017/07/24 (Mon) 06:14:27
マツモムシさん、おはようございます。

複合体の例を色々と教えて下さり、ありがとうございます。熱心に追究されているフユノハナワラビやオオハナワラビの雑種もたぶん同様のことなのだろうと思っていましたが、やはり複合体だったんですね。
小林幹夫先生には、イネ科ではヌカボとミヤマヌカボの複合体の舘岡亜緒氏の研究があるとご教示頂きました。

その後新たに六甲山の2ヵ所で部分開花したミヤコザサらしきものに出会いました。いずれも50ラメット以下の小規模なものです。
小林先生に画像を見て頂いた所、花序枝の出方の面白い例だと言うご見解を示して頂いたので、いくつか紹介します。
通常ミヤコザサは稈の基部付近から長い花序枝を出します。それはこの画像のような感じです。なおここでは純粋種かどうかと言うことは、しばらく措いています。

Re: 六甲山には純粋なミヤコザサは存在しないかも知れないと言う話

  • 神戸の望月
  • 2017/07/24 (Mon) 06:19:59
花序枝には葉が付かず、小穂のみがつくのが通常の形態のようです。
この画像のものは、稈の先端部に短く花穂が出ています。

Re: 六甲山には純粋なミヤコザサは存在しないかも知れないと言う話

  • 神戸の望月
  • 2017/07/24 (Mon) 06:21:29
花序の部分の拡大です。

Re: 六甲山には純粋なミヤコザサは存在しないかも知れないと言う話

  • 神戸の望月
  • 2017/07/24 (Mon) 06:23:22
これも稈の先端部に短く花穂が出ています。

Re: 六甲山には純粋なミヤコザサは存在しないかも知れないと言う話

  • 神戸の望月
  • 2017/07/24 (Mon) 06:29:41
これもやはり稈の先端部に短く花序が出ています。

Re: 六甲山には純粋なミヤコザサは存在しないかも知れないと言う話

  • 神戸の望月
  • 2017/07/24 (Mon) 06:35:58
こうした花序の頂部から花序が出る例は、小林先生によると障害を被った時などに見られるそうですが、これらのラメットはいずれも障害を被った様子はなかったです。

この画像のものは稈の途中から花序枝を出しています。これは異常な挙動だと言うコメントを頂きました。

Re: 六甲山には純粋なミヤコザサは存在しないかも知れないと言う話

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/07/25 (Tue) 14:18:55
神戸の望月さんへ

 追加の興味深い画像、ありがとうございます。
 中途半端でスッキリしない花序ですね。何かの障害というよりも、雑種であるがゆえに現れた挙動のように見えます。ハナワラビの雑種で栄養葉の一部の羽片が胞子嚢を着けているのと同様な挙動のように思えます。栄養器官の一部が生殖器官に変化したというような印象です。花序が分枝していないのも、その印象を強くしますね。

 ヤブレガサモドキ自生地の休耕田に草刈りに行ってきました。高温・多湿でヘロヘロになりましたが、なんとか完了。帰宅して飲んだビールの美味しかったこと!

Re: 六甲山には純粋なミヤコザサは存在しないかも知れないと言う話

  • 神戸の望月
  • 2017/07/26 (Wed) 21:16:51
マツモムシさん、こんばんは。

草刈り、ご苦労様でした。
何とか絶滅させないでおきたいと言う熱い思いに頭が下がります。
Kさんも、お年を考えると楽なはずはないのに、年に何度もあちこちに足を運ばれ整備活動に従事されていて、ほんとにすごい方だなといつも思います。

マツモムシさんならではの鋭いご見解を聞かせて頂き、うなずきながら拝読しました。

この前の日曜日にまた新たに部分開花したミヤコザサらしきものに出会いました。数千のラメットに花序枝が7本ありました。
この程度の極少数の部分開花は、見過ごされやすいものですから、気づかれないまま毎年のようにどこかで部分開花している可能性は強いのかなと感じました。そして、小林先生によると、それがミヤコザサーチマキザサ複合体の一つの特徴と言うことになります。

ご覧になっている方の参考になればと思い、いくつかその極少数の部分開花の様子を紹介します。

この画像のように花序の部分を写しているとまだ分かりやすいですが、現場でササ原をかき分けて探すのはなかなか困難です。

Re: 六甲山には純粋なミヤコザサは存在しないかも知れないと言う話

  • 神戸の望月
  • 2017/07/26 (Wed) 21:21:38
この画像の花序もやはり気づきにくいです。周囲にまとめて何本かあれば、まだそうでもないのですが、単独で存在していると紛れてしまい判別しにくいです。

Re: 六甲山には純粋なミヤコザサは存在しないかも知れないと言う話

  • 神戸の望月
  • 2017/07/26 (Wed) 21:24:36
これは前年の花序枝が白く枯れ残ったもので、倒れて葉の陰に隠れていれば、まず気づくことはありません。

この草の名前をどなたか知りませんか?

  • 長崎
  • 2017/07/21 (Fri) 02:05:14
このソバージュの入った露草のような雑草はなんでしょう?
長崎、6月頃。
毎年同じ場所に生え、花が咲いているところは見たことがありません。

Re: この草の名前をどなたか知りませんか?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/07/22 (Sat) 03:20:01
長崎さんへ

 「ソバージュの入った」という表現がユニーク、かつ年代を感じさせますね(笑・失礼!)
 ニューウェーブが席巻した、同世代の方とお見受けします。
 ご投稿のソバージュ葉のものはイネ科チヂミザサ属の草本であり、イネ科であるがゆえに目立つ花は咲かせません。普通の草本のような「花が咲いているところは見たこと」がないのはむしろ当たり前のことで、花序に小さな花弁のない小花を付けます。可能性として最も高いのはコチヂミザサで、次にケチヂミザサ、長崎県という場所を考慮すれば、エダウチチヂミザサの可能性もありますが、目立たない花序を上げた時期に正確に判断するべきものと思います。現時点ではチヂミザサの仲間としておくのが無難でしょう。

 画像は昨日に見た近年急激に減少している草原性イネ科ナルコビエ属のナルコビエ。社寺参道脇の草地で見ましたが、このように高密度に群生しているのはこれまで見たことがありません。

Re: この草の名前をどなたか知りませんか?

  • 長崎
  • 2017/07/24 (Mon) 03:10:16
まさか単語一つから年代が割れるとは(-_-;)
青春は90年代です(・∀・)
チヂミ笹!初めて知りました!
オシャレな草なので改良された園芸種が野生化してるのかと思ってました…
どうもありがとうございます。

サイコクヒメコウホネ

  • 宇治のヒカルゲンジ
  • 2017/07/20 (Thu) 09:08:28
西宮の湿生・水生植物のサイコクヒメコウホネの記事のFig.11の写真で蕚が赤色になっていますが、この種では一般的に赤色になるのでしょうか?ベニコウホネ以外でガクが赤色になるとの情報はなかったのですが、最近私市植物園のヒメコウホネ(多分サイコクヒメコウホネのこと?)の名札のある水槽で蕚の赤い花を見つけました。(写真添付) ご存知の方がおられたらお教えください。

Re: サイコクヒメコウホネ

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/07/20 (Thu) 19:14:34
宇治のヒカルゲンジさんへ

 当地のサイコクヒメコウホネでは一部で果実期になると萼が赤味を帯びるものが見られます。全てがそのようになる訳ではありません。もともとベニコウホネはコウホネから作出されたものなので、コウホネ自体に萼が赤味を帯びる潜在性を持っていると考えられるでしょう。ご存知のようにサイコクヒメコウホネはコウホネ、ヒメコウホネ、オグラコウホネの雑種起源なので、コウホネの潜在的な性質を引き継いでいるものもあるでしょうね。ヒメコウホネについてはまだ観察例が少ないのですが、今のところ萼が赤味を帯びたものは見たことがありません。植物園のものは仰るようにサイコクヒメコウホネでしょうね。それにしても随分と赤いですね。

 溜池でコバノヒルムシロが結実していました。

Re: サイコクヒメコウホネ

  • 宇治のヒカルゲンジ
  • 2017/07/20 (Thu) 21:32:26
マツモムシ様

 早速情報をありがとうございました。
コウホネの蕚が赤くなる潜在性を持っているということは、サイコクヒメコウホネだけでなくコウホネ自体も蕚が赤くなる個体が発生する可能性があるということでしょうか?
実は私市植物園ではコウホネと名札のある水槽で蕚が赤くなった果実を見つけました。作業員の方は「ベニコウホネの可能性がある」とおっしゃっていましたが。

Re: サイコクヒメコウホネ

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/07/22 (Sat) 02:55:40
宇治のヒカルゲンジさんへ

 ベニコウホネはコウホネの栽培品種なので、コウホネとベニコウホネは見た目は違っても、種レベルでは別種、変種とならないごく近縁の品種となる分類群です。コウホネの中から萼が赤くなる個体を選抜して作出されたものです。したがって広い眼で見ればベニコウホネはコウホネの変異の範疇と見なすことができます。見た目にこだわればコウホネとベニコウホネに分けたくなりますが、基本はコウホネの変異の範疇と見るべきもので、乱暴な言い方ですがイネの栽培品種であるコシヒカリとアキタコマチくらいの差だと思ってください。従って、私が作業員であるとしたなら「コウホネのうち、萼片が赤くなる変異集団でしょう。こういったものは品種記載されているベニコウホネという名称が適切なのかもしれません。」と言い換えることもできます。

 画像は昨日見てきた溜池のオグラコウホネです。沈水葉が顕著で萼が赤味を帯びる事はありません。夕刻だったので、ほとんどの花は閉じています。

Re: サイコクヒメコウホネ

  • 宇治のヒカルゲンジ
  • 2017/07/22 (Sat) 09:31:37
マツモムシ様

 いろいろとありがとうございました。もやもやしていたのがすっきりいたしました。またこれからもよろしくお願いいたします。
 
 オグラコウホネ 私市植物園には三木博士が巨椋池で発見したムジナモはありますが、命名されたオグラコウホネはないのが残念です。私は迄自生のオグラコウホネは見たことがないのでぜひ見たいと思っています。(旧巨椋池の近くに住んでいることもあり)

ツクシミノボロスゲ?

  • suzuki@hyogo
  • 2017/07/06 (Thu) 23:06:20
マツモムシさん、こんばんは。
先日は、お疲れ様でした。腰が...

さて、ハイキングコースでカヤツリグサspを見つけました。
先ずは、生育環境。
この先で道路工事をしています。

Re: ツクシミノボロスゲ?

  • suzuki@hyogo
  • 2017/07/06 (Thu) 23:12:26
次に花序です。

4cm程度だと思います。

Re: ツクシミノボロスゲ?

  • suzuki@hyogo
  • 2017/07/06 (Thu) 23:13:43
根元の部分です。

横しわは、無いように見えます。

Re: ツクシミノボロスゲ?

  • suzuki@hyogo
  • 2017/07/06 (Thu) 23:19:14
鱗片と果胞です。

なんか違うような...

Re: ツクシミノボロスゲ?

  • suzuki@hyogo
  • 2017/07/06 (Thu) 23:26:28
自生かな?移入かな?と思いながら歩いていると、アワボスゲっぽいのもありました。
もう少し早い時期に見つけていれば...

手元にコンデジしかなく、この程度の写真でなにかわかることがありますでしょうか?
よろしくお願いします。

Re: ツクシミノボロスゲ?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/07/07 (Fri) 02:23:32
suzuki@hyogoさんへ
 ぎっくり、大変ですね。私は翌日ふとももの裏筋にきました。
 お尋ねの画像、花序が少し長いですが、見た目的にはツクシミノボロスゲに見えますね。今、手元にサンプルがあれば、花序直下の花茎の稜がざらつくかどうか調べてみてください。ミノボロスゲ節近縁3種には花茎直下に以下の特徴があります。
・ツクシミノボロスゲ・・・平滑
・ヒメミコシガヤ・・・ややざらつく
・ミノボロスゲ・・・著しくざらつく
 添付画像はツクシミノボロスゲの花序直下の花茎の様子です。

 最後の画像は側小穂が雄雌性になっていますが、アワボスゲで間違いないと思います。

Re: ツクシミノボロスゲ?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/07/07 (Fri) 02:30:24
 こちらはミノボロスゲの花序直下の花茎の様子です。
 ご参考まで。

 あと、ミノボロスゲ節sp.は神戸市内でしょうか?

Re: ツクシミノボロスゲ?

  • suzuki@hyogo
  • 2017/07/07 (Fri) 21:30:41
花序直下の花茎の写真を撮ってみました。

ほぼ平滑です。
確認したのは神戸市内です。
場所は後程メールしますね。

Re: ツクシミノボロスゲ?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/07/07 (Fri) 22:49:35
suzuki@hyogoさんへ
 ツクシミノボロスゲですね。移入の可能性が高いのですが、現地の様子を見てみる必要はありますね。

 画像は但馬地方で確認したホスゲ。わずか6個体のみが残っています。

斑入りのウリカエデ

  • 神戸の望月
  • 2017/06/24 (Sat) 06:55:54
マツモムシさん、おはようございます。

先日美しい斑入りのウリカエデに出会ったので、紹介させて頂きます。
樹高は10m近くある、ウリカエデとしては最大級のものです。

これは下の方の枝です。

Re: 斑入りのウリカエデ

  • 神戸の望月
  • 2017/06/24 (Sat) 06:57:32
これも下の方の枝です。

Re: 斑入りのウリカエデ

  • 神戸の望月
  • 2017/06/24 (Sat) 06:58:40
これもそうです。

Re: 斑入りのウリカエデ

  • 神戸の望月
  • 2017/06/24 (Sat) 06:59:44
これもです。

Re: 斑入りのウリカエデ

  • 神戸の望月
  • 2017/06/24 (Sat) 07:01:40
これは5m付近の枝を下から見たものです。

Re: 斑入りのウリカエデ

  • 神戸の望月
  • 2017/06/24 (Sat) 07:05:25
これは最上部の枝を下から見たものです。
光合成能力に劣るはずの斑入りの葉を持つ野生の樹木が、この大きさに育っても斑入りの葉をつけたままであることに驚きました。

Re: 斑入りのウリカエデ

  • 神戸の望月
  • 2017/06/24 (Sat) 07:06:42
ひこばえの葉は格別に見事です。

Re: 斑入りのウリカエデ

  • 神戸の望月
  • 2017/06/24 (Sat) 07:07:54
しばし見とれていました。

Re: 斑入りのウリカエデ

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/06/26 (Mon) 19:49:56
神戸の望月さんへ

 斑入りのウリカエデ、ありがとうございます。
 綺麗な散斑で実物を見ると見とれてしまうでしょうね。斑入りの植物はなかなか出会いませんね。1年に1種くらいでしょうか。画像は一度この掲示板に上げたものだと思いますが、数年前に見たため池の縁で見たナラガシワの斑入りです。これも見とれてしまいました。
 

これはアイノコイトモでしょうか

  • バッテラ
  • 2017/06/20 (Tue) 17:43:40
お世話になっております。

フィールドでイトモのような水草がありました。

最初はイトモかと思いましたが、色形、質感がイトモとは違う印象を受けました。

これがアイノコイトモというやつでしょうか?

Re: これはアイノコイトモでしょうか

  • バッテラ
  • 2017/06/20 (Tue) 17:45:36
一枚目 左の株の拡大写真です。

Re: これはアイノコイトモでしょうか

  • バッテラ
  • 2017/06/20 (Tue) 17:46:51
一枚目 右の株の拡大写真です。

二つとも同所にありました。

Re: これはアイノコイトモでしょうか

  • バッテラ
  • 2017/06/20 (Tue) 17:49:16
近くにイトモと思われる水草がありました。

一枚目が雑種だとしたら片親でしょうか。

Re: これはアイノコイトモでしょうか

  • バッテラ
  • 2017/06/20 (Tue) 17:52:14
ヤナギモと先の2種を並べてみました。

左:イトモ(推定)

中:アイノコイトモ(推定)

右:ヤナギモ

Re: これはアイノコイトモでしょうか

  • バッテラ
  • 2017/06/20 (Tue) 17:53:53
5枚目写真の拡大画像です。

左:イトモ(推定)

中:アイノコイトモ(推定)

右:ヤナギモ

Re: これはアイノコイトモでしょうか

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/06/21 (Wed) 03:26:42
バッテラさんへ

 アイノコイトモの可能性は高いですが、オオミズヒキモ(ヤナギモ×ホソバミズヒキモ)の可能性もあります。観察地の周辺にホソバミズヒキモが見られる場合は注意が必要です。推定イトモはおそらくイトモだと思いますが、一応ツツイトモでないか葉鞘を確認してください。
 確実に判断するには、生体を持ち帰って1年育成してみることです。オオミズヒキモであれば、少数でも浮葉を上げます。アイノコイトモはもちろん浮葉を作りません。また、イトモ、アイノコイトモ、ヤナギモは秋季にできる殖芽の形状が異なるので、このことからも雑種かどうか判断できます。

 画像は先日京都の小さな溜池で見たミクリsp.。沈水葉も気中葉も葉幅が狭く、ヒメミクリでは?と思っていますが、このようなものを持ち帰って自宅で開花させようとすると、数年かかります。

Re: これはアイノコイトモでしょうか

  • バッテラ
  • 2017/06/22 (Thu) 20:48:01
マツモムシさんへ

 回答ありがとうございます。
観察したのは冬期で推定イトモはほぼ殖芽状態でした。
ツツイトモの可能性もあるのですね。
夏期にホソバミズヒキモが近くにあるか確認してみます。

アイノコイトモの自生地は湧水があるらしく、冬でも殖芽を作らずに生育していました。
こちらは水槽で維持していますので、屋外で浮葉を出すか試してみます。

ミクリは沈水葉のみの個体群も多く、持ち帰っても開花させられないことがありますね。
野生で主に栄養繁殖している個体群は種子繁殖への移行が難しい傾向が見受けられます。

ヒトツボクロの大集団の謎

  • 神戸の望月
  • 2017/06/11 (Sun) 20:26:58
マツモムシさん、こんばんは。

以前ここにヒトツボクロの大集団のことで投稿しました。それ以降の展開について報告します。

この画像は2016年5月末の様子です。31個体のうち19個体が蕾の付いた花茎をあげています。

Re: ヒトツボクロの大集団の謎

  • 神戸の望月
  • 2017/06/11 (Sun) 20:29:50
この画像は2016年10月半ばの様子です。43個体になっています。あれだけの花茎をあげた年の秋に個体数が殖えているのは驚くべきことです。

Re: ヒトツボクロの大集団の謎

  • 神戸の望月
  • 2017/06/11 (Sun) 20:44:45
この画像は2017年5月末の様子です。43個体のうち31個体が花茎をあげ、一部には花も付いています。
画像では分かりにくいですが、大半の花茎には蕾も花もなく、花のある花茎も極端に花が少ないです。よく見ると何かの虫に花を食べられたようで、花茎の上端には食いちぎられたような痕跡もあります。ポリネーターならぬeaterの仕業だと思います。
しばらくねばって「ホシ」を探しましたが見つかりませんでした。
ヒトツボクロは300個体ほど観察する機会に恵まれましたが、ポリネーターらしきものを見たことはなく、自家受粉しているようです。結実率は高いですが、種子繁殖率はそれほど高くありません。
園芸家が花を切って株の体力を養うのと同様のことを、この集団ではeaterが行い、結果的に種子繁殖ではあり得ないような勢いで集団が拡大しているのだと思います。
これほど葉が重なり合っているのは、栄養繁殖をしている可能性も示唆しています。

Re: ヒトツボクロの大集団の謎

  • 神戸の望月
  • 2017/06/11 (Sun) 20:52:24
この画像は上記のものとは異なる集団で、2017年5月末に写しました。
中央の上の方に地表に露出したバルブが見えています。露出したバルブが葉をつけたのは初めて見ました。
3つの赤い枯れかけたヒトツボクロの葉の裏が見えていて、一番左の大きいものは元気な時の葉身が11センチでしたが、その葉をつけた個体は花茎をあげていません。
葉身10㎝程度の大きい葉を持つ個体が必ずしも花茎をあげないことは何度か観察しています。

Re: ヒトツボクロの大集団の謎

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/06/12 (Mon) 01:57:56
 神戸の望月さん、こんばんは。
 昨年に引き続き興味深い報告頂きありがとうございます。画像を拝見すると、仰るように例外的に栄養繁殖しているように見えますね。ヒトツボクロの観察例は少ない私ではありますが、1枚の葉を持つ個体がまばらに点在しているのは見かけますが、こんなに葉が混み合っているものは見たことがありません。最後の画像を見るとバルブが連続していて大きな葉の塊は1個体であることが予想できますね。eaterとの関わりはさらに興味深いです。eaterによって花茎が食害を受けることにより、休眠中だったバルブから大きな葉を出して光合成により栄養を溜め込んで、先端に新しいバルブを作るのではないかと妄想が膨らみます。また何か発見があれば教えてください。勉強させて頂きます。というか、スズタケにしろ今回のヒトツボクロにしろ、神戸の望月さんの観察と報告のレベルは研究会の会報などで発表するべき内容ですよ。掲示板の場合はいわば書き捨てで、ある一定量の記事が溜まれば画像データや記事は削除されていくため、記録媒体としては適していないので、どこかで発表されることを強くお薦めします。もしそういうものに抵抗感がおありなら、ブログ形式で継続観察中の情報を共有する発表の場のようなものができないか考えてみます。
 何年も同じ場所で継続観察するということは、いろいろと深いことを教えてくれますね。年や季節を変えて同じ場所に何度も通うのは、その度に新たな発見があるので止められませんね。

 画像は先日調べに行った但馬の高原で見たツルタチツボスミレ。茎を地表に這わせて広がるので1個体が占める面積は広く、ここに写っているのは3個体です。小雨にそぼ濡れて気温も低く、訪花昆虫もありませんでしたが健気に咲いていました。道端にはまだ雪が残っていて、その傍らにはサンインシロカネソウが咲いていました。

Re: ヒトツボクロの大集団の謎

  • 神戸の望月
  • 2017/06/12 (Mon) 06:04:20
マツモムシさん、おはようございます。

こんな雑文に一定の評価を与えて頂き、ありがとうございます。

画像はほぼ完全に地表に露出したサイハイランのバルブです。マツの落ち葉も写っていますが、この自生地はかなり乾いた尾根筋にあり、夏でも相当な光が当たる場所です。標高が600m付近で、サイハイランの自生地としては高所であるため、夏の高温から少しは免れていますが、毎年半数は花茎をあげ、こんな所にも適応する能力があることに驚きます。
バルブが緑色になっているのは光合成をしている証で、もともと茎の一部であることを考えれば不思議なことではありません。
サイハイランはムギランのように通常バルブが露出しているタイプのランではありませんが、堅い地面や障害のある場所に生えている場合は、バルブの一部が露出していることは時々あり、受光量に応じて表面が緑色になっています。
上の画像のようにヒトツボクロのバルブが露出していても緑色になっていないのは、冬でも直射光が当たらない所に生えているためです。

Re: ヒトツボクロの大集団の謎

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/06/12 (Mon) 19:24:13
神戸の望月さんへ

 サイハイランがやや高所とはいえ尾根筋にも生育しているとは驚きです。六甲山の高所は比較的降水量が多いとはいえ、尾根筋はサイハイランが生きるにはなかなか厳しい場所でしょう。こんな場所では夏場にもキノコが多いかもしれませんね。

 画像は47年振りに生育を確認できたサンインヒエスゲ。兵庫県ではこの場所以外に自生地は知られていません。

ウスゲミヤマシケシダ

  • 武田千恵子
  • E-mail
  • 2017/06/07 (Wed) 20:53:02
いつも困った時参考にさせていただいています。
ハクモウイノデとウスゲミヤマシケシダの毛の多いタイプの見分け方で悩みます。ウスゲミヤマシケシダの毛の多いタイプは葉柄の下の方まで毛があるのでしょうか?札幌周辺のウスゲは粘液が認められない株がほとんどです。

Re: ウスゲミヤマシケシダ

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/06/07 (Wed) 22:00:13
武田千恵子さんへ

 ウスゲミヤマシケシダについてのお尋ねですが、毛の多いタイプのものでも葉柄部はほとんど毛がありません。ご参考までに葉身の下部を貼ってみます。葉身下部でもかなり毛は少ないです。

Re: ウスゲミヤマシケシダ

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/06/07 (Wed) 22:01:45
 続いて葉柄部の画像です。ほぼ無毛です。

教えてください!

  • リン
  • 2017/05/25 (Thu) 20:33:47
こんにちは。

昨日、レストランで見かけました。

どなたかこの植物の名前を知っていませんか?

どうぞよろしくお願いします。

Re: 教えてください!

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/06/01 (Thu) 22:52:05
リンさんへ

 レスが遅くなりましたがすいません。
 お尋ねの画像ですが、花がない上に、全体像1枚の画像のみではなかなか苦しいものがあります。最低でも樹皮の様子、葉の葉脈と毛の有無がわかる画像がないと判断ができません。

Re: 教えてください!

  • リン
  • 2017/06/04 (Sun) 21:49:53
マツモムシさんへ

アドバイスありがとうございます。もう少し詳しく撮らないといけないんですね。実はもう一枚あるのですがこれぐらいだと厳しいのでしょうか。

Re: 教えてください!

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/06/05 (Mon) 00:00:58
リンさんへ

 これでも種の特定は難しいですね。樹形、緑色の枝、葉の様子からはクロモジの仲間ということまでは解ります。こちらの山野でふつうに見られるクロモジに比べて葉幅が広く感じられるので、ケクロモジの可能性がありますが、葉裏の葉脈の様子、葉の毛の様子が解る画像がないと断定はできません。
 しかし、クロモジの仲間が植栽されたレストランなんて、なかなか渋いですね。私も以前の家の庭にマンサクやミツマタとともに、春を告げる樹木として植栽していました。クロモジはつま楊枝の素材として有名ですが、ウチでは早春の開花前の枝を細かく刻んでチップにして乾燥し、入浴剤や枕のソバ殻のように詰めて利用しています。また乾燥葉はクロモジ茶として市販もされています。画像はこちらでふつうに見られるクロモジの雄花です。クロモジの仲間は雌雄異株で、結実を見るには雄株と雌株が必要になります。近縁ではダンコウバイが葉の形や黄葉も美しく、クロモジより鑑賞価値が高いと思いますが、花序の柄がないので花の集まりはこじんまりとしています。

Re: 教えてください!

  • リン
  • 2017/06/07 (Wed) 21:18:30
マツモムシさんへ

ご丁寧にありがとうございます。クロモジの仲間とわかってモヤモヤが晴れました。ダンコウバイも素敵なんですね。とても興味がわきました。
本当に助かりました!

コウボウシバとシオクグで悩んでます。

  • panda
  • 2017/06/06 (Tue) 00:41:21
マツモムシさん、こんばんは。
シオクグとコウボウシバで悩んでいます。
見た目コウボウシバと、見た目シオクグの果包とそう果の写真です。同じようで違うようで悩ましいのですが、とりあえず一枚貼ってみます。1目盛1㎜です。
左が見た目シオクグで草丈が20㎝~30㎝以上あるもありました。

Re: コウボウシバとシオクグで悩んでます。

  • panda
  • 2017/06/06 (Tue) 00:45:54
シオクグみたいなものの小穂

Re: コウボウシバとシオクグで悩んでます。

  • panda
  • 2017/06/06 (Tue) 01:08:45
海岸から離れた湿ったところに群生していました。

Re: コウボウシバとシオクグで悩んでます。

  • panda
  • 2017/06/06 (Tue) 01:11:15
こちらは海の近く、といって満潮で潮につかるような場所ではないと思います。
初めはコウボウシバと思っていたのですが、奥のシオクグみたいなのを見てからわからなくなりました。画像が足りないかもしれませんが、こまつなさんも撮っているので、応援してもらえるかもしれません。

Re: コウボウシバとシオクグで悩んでます。

  • panda
  • 2017/06/06 (Tue) 01:24:11
コウボウシバみたいなのの小穂です。一枚目の写真のように果包の長さは同じなのですが、鱗片や嘴の形が違うように見えます。
全部シオクグなのかなと思ってブログを書き始めたのですが、コウボウシバとシオクグなのかな?とまた迷い始めました。


すみません、お手数をかけてしまいますが教えてください。

Re: コウボウシバとシオクグで悩んでます。

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/06/06 (Tue) 01:52:30
 pandaさん、こんばんは。

 お久しぶりです。屋久島への旅、賑やかで楽しかったようですね。
 お尋ねの件ですが、結論から言うとシオクグ、コウボウシバ、ともに正解だと思います。果胞や痩果では差が微妙でわかり難いと思います。両種を見分けるには以下のポイントに留意すればよいと思います。
 ・シオクグはコウボウシバよりも葉幅が狭いので、草体に比べてシオクグのほうが見た目的に葉幅がかなり細く見える。→3,4番目の画像を比較。
 ・シオクグの雌鱗片は果胞より短いが、コウボウシバはほとんど同長。→2,5番目の画像を比較。
 ・最下の苞葉にはシオクグではごく短い鞘があるが、コウボウシバにはない。→2番目の画像。
 ・シオクグの小穂の柄は、コウボウシバに比べてかなり細い。→これは今回の画像では解らない。

 4番目の特徴については相対的な表現なので、今度詳細を計測する必要があると思っていますが、これを除いた3つの特徴でも解ると思います。

 スゲのシーズン真っ只中ですね。梅雨入りしそうな気配ですが、木曜日から土曜日にかけて兵庫~京都の日本海側のスゲの探査に行く予定です。
 画像は高原の小湿地で見つけたニッコウハリスゲ。県内で4ヶ所目の自生地です。ハリガネスゲに似ていますが、葉幅がかなり広いので根生している葉がよく眼立ち、鱗片もほとんど褐色になりません。

Re: コウボウシバとシオクグで悩んでます。

  • panda
  • 2017/06/06 (Tue) 02:39:19
マツモムシさん、ありがとうごうざいます。
これですっきりしました。「シオクグの小穂の柄は、コウボウシバに比べてかなり細い。」もっと早く気が付けば比べられたのにの残念です。でもどちらも長崎にありますので、私も見つけたときは測ってみます。

屋久島のシダはフェンスの中にはいろんなものがあり写真に撮ってきたのですが、細部がわからず特定することができません。ちょっと悲しいです。
ハリスゲに似たものも写真に撮ってきました。とにかく、屋久島の植物はなにもかも小さすぎて、どうしてあんなに小さくなるんでしょう?

ウマスゲを見つけました!でも写真にするとヤワラスゲに似ているので、ヤワラスゲと並べて撮りました。おやすみなさい。

Re: コウボウシバとシオクグで悩んでます。

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/06/06 (Tue) 03:11:36
pandaさんへ

 スッキリされてよかったです。
 フェンス内にある植物にはイライラさせられますね。孫の手やマジックハンドみたいな、スマホで撮影できるフレキシブルな柄のある高輝度LED付きの高解像度CCDがそのうち商品化されないかと期待しています。技術的には可能だし、スマホだと需要がかなりあるはずです。

 島嶼に隔離されたものが矮小化しやすい傾向があるのは周知の事実ですが、屋久島の場合は海岸から立ち上がるそれなりの高峰があり、かつ雲霧林もあるという日本の縮図のような場所ですよね。植物に限って考えれば、限られた環境に共存するために自然と草体を小型化したのではないかと「妄想」してしまいます。

 確かにウマスゲはヤワラスゲを大きくした感じですね。並べて撮影するのは視覚的に効果があると思います。ヤワラスゲはふつうに生えているので、ウマスゲを探そうという人には非常に参考になると思います。

 画像はオオタマツリスゲ。新しく出た新鞘は葉が立ち上がり鮮やかな色でよく眼立ちますが、花序は結実した小穂を支える力がなく、結実期には地表に倒伏してよく注意していないと発見が難しいものです。タマツリスゲよりもヒロハノオオタマツリスゲに近い性質を持っています。

さまざまな花色の個体からなるサイハイランの集団

  • 神戸の望月
  • 2017/06/02 (Fri) 22:25:54
マツモムシさん、こんばんは。

濃色の赤紫から白っぽいものまで、様々な花色の個体からなるサイハイランの集団を紹介させて頂きます。
その集団の個体数は2016年12月に確認した時は121、2017年花茎をあげたのは82、そのうち濃色の赤紫の花を咲かせたものが約四分の一、白っぽい花のものが約三分の一、残りは両者の中間的な色の花をつけました。

まずは最も濃い赤紫の花を咲かせた個体です。

Re: さまざまな花色の個体からなるサイハイランの集団

  • 神戸の望月
  • 2017/06/02 (Fri) 22:27:25
その花を拡大した様子です。

Re: さまざまな花色の個体からなるサイハイランの集団

  • 神戸の望月
  • 2017/06/02 (Fri) 22:29:35
白っぽいよく見る花色の個体です。

Re: さまざまな花色の個体からなるサイハイランの集団

  • 神戸の望月
  • 2017/06/02 (Fri) 22:31:15
その両者の中間的な色の花です。

Re: さまざまな花色の個体からなるサイハイランの集団

  • 神戸の望月
  • 2017/06/02 (Fri) 22:32:42
これも中間的な色の花です。

Re: さまざまな花色の個体からなるサイハイランの集団

  • 神戸の望月
  • 2017/06/02 (Fri) 22:36:46
色の違うタイプが並んで咲いています。
濃色タイプと白っぽいタイプが交配して中間的な色のタイプが生み出されているような印象を受けました。

Re: さまざまな花色の個体からなるサイハイランの集団

  • 神戸の望月
  • 2017/06/02 (Fri) 22:42:21
最後にもう一つ、シロツバメエダシャクの幼虫がサイハイランの花を食べている所です。よくイヌガヤの葉に上手に擬態しているのを見かける尺取虫ですが、やはり近くにイヌガヤがありました。他の場所でもサイハイランの花を食べているのを見たことがあります。お好みのようですね。

Re: さまざまな花色の個体からなるサイハイランの集団

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/06/04 (Sun) 23:41:34
 神戸の望月さん、こんばんは。
 とても鮮やかなサイハイランの紅色品ですね。個体数の多い場所だからこのように変異幅も広がるのでしょうね。モイワランへの第一歩を踏み出したかのような色合いですが、花数も多いので、やはり変異の範疇でしょうか?紅色品の葉やバルブが小さければ、分化途上のものかもしれませんね。
 私はこのようなサイハイランは出会ったことはありませんね。エビネでは時々紅色の強いものを見かけることがあります。

 画像は神戸の里山のアワボスゲ。最近は時期的にスゲとタツナミソウの仲間を追っかけるのに忙しいです。

Re: さまざまな花色の個体からなるサイハイランの集団

  • 神戸の望月
  • 2017/06/05 (Mon) 06:39:50
マツモムシさん、おはようございます。

マツモムシさんの言われるように、花色だけ見ればモイワランと考えても良い個体が含まれる集団です。
2009年、長野県でサイハイランとモイワランの混生地が見つかっていることから、混生していることもあり得ます。
両者の違いは、体の大小、花数の多少、花被片の開度の大小などで語られることもあるようですが、サイハイランの個体差として考えられる場合もあり得ると思います。
葉の有無や大小、バルブの大小も必ずしも決定打とはなり得ません。
わたしは、1999年12月に刊行された「筑波実験植物園研究報告」に収録されている「日本産菌寄生ラン科の新種、モイワラン」と言う遊川知久氏の論文によって、「蘂柱先端より少し下の腹側に見られる翼がないこと、唇弁基部先端の突起が平滑でなく皺~いぼ状になること」をサイハイランとは異なるモイワランの特徴として観察しました。
その結果、花色からモイワランと考えてもおかしくない小ぶりの個体もサイハイランと判断しました。
唇弁基部先端の突起がややいぼ状になっている個体がありましたが、その個体も蘂柱先端より少し下の腹側に見られる翼があり、総合的に見ればやはりサイハイランにすべきと考えました。
マツモムシさんの言われるようにモイワランへの分化途上の姿が見られる興味深い集団だと思います。

画像はかなり白っぽい花色のサイハイランの集団です。中央の奥の個体は草丈が82センチもあります。

Re: さまざまな花色の個体からなるサイハイランの集団

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/06/06 (Tue) 01:32:52
神戸の望月さんへ

 モイワランとサイハイランの特徴差の情報、ありがとうございます。ランの仲間についてはあまり詳しくないので助かります。頂いた情報は後ほど「サイハイラン」のページに付記したいと思います。長大な花序を持つサイハイランの群生も見応えがありそうですね。濃い色のものも含めていずれ見てみたいものです。

 画像は神戸で発見されたカタイノデ、アイアスカイノデ、両種の雑種アイカタイノデの群生地。神戸にもまだこんな場所があったなんて、と驚きました。隣の谷にはデミツイシイノデ(サイゴクイノデ×カタイノデ)も。

植物の名前調査

  • 母の使い走り
  • 2017/05/28 (Sun) 19:15:18
表題の件、添付画像の植物について、
名前をご存知の方がいらっしゃいましたら、
何卒ご教授頂きたく。

Re: 植物の名前調査

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/06/01 (Thu) 23:02:44
母の使い走りさんへ

 管理人は園芸植物については全くの無知で、お答えようがありません。以下の掲示板に誘導いたしますので、そちらでご質問されることをお薦めします。画像は葉を写したものもあったほうが、回答も早くなるかと思います。
 草花を愛でる方々のためのお尋ねBBS
 http://www2.ezbbs.net/18/jswc_3242/

 ご投稿の際には上記BBS冒頭の基本事項をよくお読みになってから投稿してください。

複数年連続開花するタケ・ササ類

  • 神戸の望月
  • 2017/05/13 (Sat) 15:29:11
マツモムシさん、こんにちは。

複数年連続して開花するタケ・ササ類について調べて分かったことを報告させて頂きます。

1977年に刊行された「木の実・草の実」(三好保徳 ニューサイエンス社)と言う本には、1964年から3,4年間、四国の石鎚山で、イシヅチザサが一斉に開花したのを目撃した話が載っています。1966年が開花全盛期だったと書いてある他は詳しい記述はありません。持ち帰ったイシヅチザサのコップ一杯分の実が、放置していても5年間一粒も虫に食われなかったことも記されています。

2005年に発行された「タケ・ササ図鑑」(内村悦三 創森社)には、マダケの繁殖には大面積が一度に開花する一斉開花と、数年間かかって開花場所を移動しながら開花地域を広げて行く部分開花があると書かれています。

「日本生態学会誌」の60巻1号(2010年3月発行)に発表された「開花特性と遺伝構造が示すササ類(オモエザサ)の非一回繁殖性」(宮崎祐子、大西尚樹、日野貴文、日浦勉)と言う興味深い論文があります。
この論文は、北海道大学の苫小牧研究林で2004年から2007年まで連続して開花したオモエザサ個体群の開花パターンを調べて書かれています。
著者たちはまず、稈の遺伝子型を調べ、観察する稈が同一ジェネットのものであるかどうかを確認しています。
そして開花率が高いジェネットでも、全ての稈が開花することはなく、同一ジェネット内で、全ての稈が開花している範囲、開花稈と非開花稈が混在している範囲、全ての稈が開花していない範囲が同一年次に同時に存在していることを確認しています。

また、同一の稈が2年連続して開花することも観察されており、一方では4年間で一度も開花していない稈のある範囲も存在したと言うことです。

そのことから、一つのジェネットの数年分の開花を合わせて一回の繁殖と仮に見なしても、非開花部分があるため、オモエザサの繁殖様式はジェネットの一回繁殖性の定義には当てはまらないと言う結論が導かれています。

民間伝承的なレベルでタケ・ササ類は一斉に開花して一斉に枯死するとよく言われますが、それはやはり大雑把な印象に過ぎないと言うことでしょうか。

この論文では、開花稈と非開花稈の間の地下茎による光合成同化産物の転流についても調べています。
花序の発達途中に当たる2007年5月18日から20日にかけて調査が行われ、地下茎で繋がった非開花稈同士では見られなかった光合成同化産物の転流が、地下茎で繋がった開花稈と非開花稈の間では、非開花稈から開花稈に対して確認されています。

大規模開花に伴う大量のエネルギー消費は一斉枯死をもたらし得るものです。そこで非開花稈も残すことにより、生理的統合でそのリスクを軽減している可能性がオモエザサにはあると、著者たちは鋭い指摘をしています。

画像は稈の上部で分枝するミヤコザサです。
ミヤコザサは稀に下部で分枝すると書かれていることが多いですが、スズタケと共にミヤコザサを追いかけていると、わりとたくさん上部で分枝するラメットが見つかりました。去年一つのラメットだけですが、結実したミヤコザサにも出会い、標本に採りました。
「日本維管束植物目録」(北隆館 2012)にオモエザサはミヤコザサとスズタケの雑種として位置付けてあるのを見て以来、ミヤコザサも観察しています。

Re: 複数年連続開花するタケ・ササ類

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/05/18 (Thu) 18:30:14
神戸の望月さんへ

 レスが遅くなり申し訳ないです。いろいろとお調べになったのですね。ご紹介の論文のうち、特に「開花特性と遺伝構造が示すササ類(オモエザサ)の非一回繁殖性」が非常に興味深いです。地下茎による光合成同化産物の転流についての部分は重要に思います。やはり種子を残しての全枯死という、生存に対する高いリスクを避けているといえそうですね。植物の生存戦略を考える上で、大変参考になりました。ありがとうございます。

 画像はとある社寺境内のジュウニキランソウ。草体、花ともにキランソウよりやや大きく、花数も多く、複数の個体が見られましたが、個体によってキランソウ-ジュウニヒトエ間の様々な形質が現れています。同じ境内ではキランソウが多く、ジュウニヒトエは100m程離れた場所で生育しています。画像のものは花を着けた左右2個のシュートを出していますが、右側のシュートでは葉がジュウニヒトエによく見られる白味を帯びた形質が出現しており、キメラ的な個体のように見えました。

Re: 複数年連続開花するタケ・ササ類

  • 神戸の望月
  • 2017/05/18 (Thu) 23:34:47
マツモムシさん、こんばんは。

ジュウニキランソウの貴重な画像をありがとうございます。これは両親種の特徴を確かに合わせ持っていますね。

苫小牧の研究林でオモエザサの開花を調べた4氏の論文はわくわくしながら拝読しました。
数年に渡って一斉開花しても、必ずしも一回繁殖型の生活史を有していないササ類があることを初めて立証した画期的な論文だと思います。

スズタケのタケノコのそばにツクバキンモンソウかニシキゴロモがありました。花は未開花なのでどちらかは分かりません。
斜面いっぱいにスズタケが茂った所ですが、数メートル四方のわずかなギャップにツクバかニシキが4個体だけありました。
高茎草が生えることが出来ない崩れやすい斜面に数個体だけのツクバキンモンソウの集団がへばりつくように生育している例もいくつか確認しています。

ギンランでいいのでしょうか?

  • アタ
  • Site
  • 2017/05/15 (Mon) 20:44:21
 マツモムシさん
 こんばんは、ご無沙汰しております。

 さて日曜日に見つけたギンランと思えたものについて教えていただければ幸いです。
 画像のものですが、昨年初めてギンランと出会って以来、今回が2回目だったものですから、ギンランと決めてかかって喜んで撮りました。ところが家で画像を見ていくうちに、少々違和感を感じるようになりお訊ねすることにしました。

 右の画像を見る限り、苞は大きくありません。

Re: ギンランでいいのでしょうか?

  • アタ
  • Site
  • 2017/05/15 (Mon) 20:46:23
 花に距が見当たりません。

Re: ギンランでいいのでしょうか?

  • アタ
  • Site
  • 2017/05/15 (Mon) 20:48:31
 花です。 開いたものがありました。花は全部で14個ついていました。

Re: ギンランでいいのでしょうか?

  • アタ
  • Site
  • 2017/05/15 (Mon) 20:49:53
 花のアップです。

Re: ギンランでいいのでしょうか?

  • アタ
  • Site
  • 2017/05/15 (Mon) 20:51:52
 葉は茎を抱いています。昨年出会ったものよりスマートな葉でした。

 生育地は渓流沿いの道端で、陽当たりの良い草地に1株だけありました。

 ギンランの仲間にはササバギンラン、ユウシュンラン、クゲヌマランがあるようですが、ササバでもユウシュンでもないようですし、クゲヌマは京都府内では見つかっていないようです。距は目立ちませんがギンランの範疇なのでしょうか?

 よろしくお願いいたします。

Re: ギンランでいいのでしょうか?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/05/18 (Thu) 18:40:53
アタさんへ

 お尋ねの画像はギンランやササバギンラン、ユウシュンランのようには見えませんね。毛もなく距もないので、クゲヌマランのように見えます。ただ、1株だけしかないという点がちょっと苦しいですね。集団内で他の開花個体も較べられれば確実な答えがでるのでしょうが。一応、光田先生にご報告されたらよいと思います。すでに報告されているかもしれませんが。

 画像は高原で咲き始めたサクラスミレです。

Re: ギンランでいいのでしょうか?

  • アタ
  • Site
  • 2017/05/18 (Thu) 20:12:08
 マツモムシさんへ

 ご返信、ありがとうございました。光田先生にはまだご報告をしていませんので、早速メールを差し上げようと思います。私も1株しか見当たらなかったのは確かに残念で、せめてもう1本でもあったらと思っています。自宅からはさほど遠方ではないので、今後折をみては探すことにします。ご多忙の中、本当にありがとうございました。

 画像は南丹市では初めて見つけたキンランです。開花直前のようでした。

石灰岩性の花便り

  • ユクノキ
  • 2017/05/05 (Fri) 14:48:57
こんにちは。 
 広島県北東部の渓谷を訪ねました。

 シロバナハンショウヅルと思います。

Re: 石灰岩性の花便り

  • ユクノキ
  • 2017/05/05 (Fri) 14:51:41
ムラサキ科のホタルカズラ、ですね。

Re: 石灰岩性の花便り

  • ユクノキ
  • 2017/05/05 (Fri) 15:02:51
日当たりの良い尾根には、チョウジガマズミがもう終わりかけでした。

 シダの方は、ヒロハヤブソテツ、ジュウモンジシダ、クジャクシダ、などお陰さまで見つけることができましたよ。

 いずれまた、少し珍しいものに出会えたらご報告させて下さい。

Re: 石灰岩性の花便り

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/05/09 (Tue) 15:23:01
ユクノキさんへ

 季節の花の便り、ありがとうございます。連休中は家を空けていたので、お返事が遅くなってしまいました。チョウジガマズミは石灰岩地ならではのものですね。
 1番最初の画像のものはシロバナハンショウヅルではなく、トリガタハンショウヅルですね。シロバナ~は花が椀形になり、小葉も浅~中裂します。
 いずれにせよ、こういった季節の花便りが頂けると嬉しいものです。

 画像は兵庫・岡山の県境で見たワダソウです。ススキ草原でアケボノスミレ、アカネスミレ、ヒゴスミレ、フモトスミレ、ヒメスミレなどとともに生育していました。地図で見るとわずかに兵庫県側でしたが、岡山県内でも点々と自生地があるようです。

Re: 石灰岩性の花便り

  • ユクノキ
  • 2017/05/10 (Wed) 22:58:28
マツモムシさんへ

 ご指摘ありがとうございます。トリガタハンショウヅルでしたね。白い花で、図鑑には石灰岩性と記されていたのでつい早とちりしてしまいました。
 スミレについてはどう種別してよいのか、まるでお手上げです。シダの方も夏緑性のが加わって混乱中ですが、少しずつでも理解できるように頑張ってみます。

質問お願いします

  • 山岸 忠祐
  • E-mail
  • 2017/05/06 (Sat) 22:53:30
この植物の名前を教えていただけませんか? 70前にして身近な植物に興味を持ち始めました 図鑑ではコシノホンモンジスゲににてますが異なるようです

Re: 質問お願いします

  • 神戸の望月
  • 2017/05/07 (Sun) 06:46:58
山岸様、おはようございます。望月と申します。

この次のスレッドに投稿しましたが、それが長いため、山岸様のご質問がマツモムシさんの目に付きやすいように、このスレッドを上にあげるため、ここに投稿しました。
ご質問とは無関係な投稿ですが、御海容下さい。

Re: 質問お願いします

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/05/09 (Tue) 16:22:07
山岸さんへ

 スゲの仲間は地域によって種分化が著しいうえに、結実期の各部位の大きさと特徴がはっきりと解る画像が必要になります。お尋ねのコシノホンモンジスゲが含まれるヌカスゲ節(属よりも下のレベル)だけでも80種以上あり、種分化の多さがお分かり頂けるかと思います。ただ、画像を拝見すると、側小穂(雌小穂)の鱗片の先が芒状っぽいので、一連の近縁種であるミチノクホンモンジスゲ~コシノホンモンジスゲ~ニシノホンモンジスゲのライン上にはないと思います。

 スゲ類はどんなに慣れた人でも1枚の画像から判断することは困難で、同定には以下の情報が必要になります。
・観察した都道府県(具体的な地名はNG)
・叢生しているか、匍匐根茎があって群生しているか
・基部(根際)の鞘の状態(例:ささくれている)と色
・有花茎の高さと、それが葉よりも長いか短いか
・有花茎や葉はざらつくかどうか、ざらつきの向きはどうか
・雄小穂と雌小穂は分化しているかどうか
・(主に雌小穂)の鱗片の色、形状と長さ
・果胞(痩果を包んでいる袋状のもの)の形状、毛の有無、長さ
・痩果の形状と長さ
・柱頭の分岐本数
 可能であれば結実期に以上の情報を画像とともにお知らせください。

 画像は連休中に見たヌカスゲ節のベニイトスゲ。短い匍匐根茎を持ち、林床に群生していました。基部の鞘が赤紫色となり、雌鱗片は赤紫色~紫色で鋭頭かまたは短い芒があり、果胞は倒卵形、平滑で、長さ2.8~3mm。痩果は果胞に密に包まれ、倒卵形で、長さ1.9~2.1mmで、頂部に盤状付属体があり、柱頭は3岐します。コシノホンモンジスゲと同じヌカスゲ節中に分類されます。

Re: 質問お願いします

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/05/09 (Tue) 16:28:45
神戸の望月さんへ

 連休中は家を空けていた上に、投稿お知らせメールが迷惑メールのフォルダに入っていて、気がつくのが遅れてしまいました。スレ上げ保守して頂き感謝いたします。

 画像は連休中に見てきたシコクスミレです。スミレサイシンに近縁ですが、艶やかなスミレサイシンに対して、こちらは清楚な印象でした。

スズタケの開花周期120年の謎

  • 神戸の望月
  • 2016/10/01 (Sat) 04:34:34
マツモムシさん、みなさま、おはようございます。

今年、兵庫県の六甲山ではスズタケが開花して話題になりました。愛知県の設楽町でのスズタケの一斉開花も伝えられています。
私が気になっているのは「120年ぶりの開花」と言う開花周期のことです。
長期一回開花型のササ類・タケ類はよく5、60年に一度開花すると言われます。が、標本や文献により、以前の開花と比較しての数字ではないように思います。スズタケに関しても120年前の標本や記録は兵庫県ではないようです。
ではどこから5、60や120と言う数字が出てきたのでしょうか。
推測に過ぎませが、「人間50年、下天のうちをくらぶれば」の時代の頃から、滅多に開花しないササ類・タケ類は、人の一生に一度見ることが出来るかどうかと言う意味合いで、5、60年に一度開花すると言われて来たのではないでしょうか。
そして親の代でも花を見ず、祖父母の代では花を咲かせたスズタケは開花周期が120年とされるようになったのではないでしょうか。

画像は六甲山の標高400㍍付近のスズタケの果実です。

Re: スズタケの開花周期120年の謎

  • マツモムシ
  • Site
  • 2016/10/01 (Sat) 21:31:55
 神戸の望月さん、こんばんは。
 60年と120年は眉唾というか、60年は中国の十二支の一周期にあたるという文を読んだことがあります。開花の期間が長く空くためそれを当てはめたと。スズタケはササ類よりも長く開花を見ることがないので、60×2=120年となったのでしょうね。記憶をもとにwebで検索すると「ササの開花と結実」に似た論旨のものが出てきました。そうそう私が見たのは引用されている室井綽氏の文章でした。
https://nufs-nuas.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_action_common_download&item_id=700&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1&page_id=13&block_id=17
 タケ・ササの文化史を調べると、いろいろと面白いでしょうね。

 画像はネザサの花で、毎年どかかで必ず見ます。

Re: スズタケの開花周期120年の謎

  • 神戸の望月
  • 2016/10/02 (Sun) 00:50:35
マツモムシさん、こんばんは。

面白い論文を紹介して下さり、ありがとうございます。
日本では不吉と言われるササ・タケの開花は中国では慶事とされていること、第二次大戦中クマイザサ(九枚笹)の実を集めて食用にしたこと等、興味深い話が多く、読みふけりました。
干支文化圏の人種には、60と言う数字はやはり特別な意味がありますね。
ネザサが毎年どこかで開花していることも初めて知りました。

Re: スズタケの開花周期120年の謎

  • 神戸の望月
  • 2016/10/16 (Sun) 09:22:06
みなさま、おはようございます。
この場をお借りして、私が今年、六甲山の9ヵ所で観察したスズタケの開花状況をざっと報告させて頂きます。

山上のブナ帯のスズタケの自生地はよく知られていると思いますが、本来の生育環境にあるせいか、ここのものの開花率が最も高く9割以上でした。
表六甲の標高400m付近にも百個体単位の小集団があり、そこのものが開花率が一番低く3割程度でした。そんな低地にもスズタケが存在していることに驚きました。その集団の川を挟んだ対岸にも千個体あるかないかの集団があって、そこでは7割位は開花していました。
あとの6ヵ所は千個体単位の集団です。それぞれ開花した個体が数十メートル連続していることもあれば、開花しなかった個体も所々含まれていて、開花率は低いものでは5割に達しておらず、高いものでも7割程度でした。

開花した個体と地下茎でつながっている開花しなかった個体も一緒に枯れてしまうのか。また、開花しなかった個体だけからなる株は来年開花するのか。それに、地上部が枯死しても、翌年1年は地下茎は生き残り、本当に「回復笹」を来春に出すのか。今後の興味が尽きません。

画像は標高500m付近の乾いた尾根でコウヤボウキと混生するスズタケです。冷温帯の湿った所を好むスズタケには厳しい環境のためか、背丈が50㎝以下の小さな個体ばかりです。それでも実をたくさん付けていました。

Re: スズタケの開花周期120年の謎

  • マツモムシ
  • Site
  • 2016/10/16 (Sun) 18:04:44
神戸の望月さんへ

 すっかり過疎っている掲示板ですが、スズタケ結実の詳細なご報告、ありがとうございます。
 千個体規模の集団でも地下茎でつながっているとしたら全体で1個体になり、イネ科やカヤツリグサ科に有花茎と無花茎があるように、スズタケもそのような挙動をとっているのかもしれません。
 画像は昨年結実していたスズタケで、裏六甲の谷筋の標高620m地点の沢沿いに生育していました。そして同じ個体と思われるものが今年も花茎を上げていました。水がかぶるような沢沿いに生育しており、ストレスがかかるため2年連続して花茎を上げたのかもしれませんが、はっきりとした原因は不明です。望月さんが観察された全体の開花率の少ない集団は来年も継続開花するかもしれませんね。裏六甲の集団は来年も観察してみることにします。

Re: スズタケの開花周期120年の謎

  • 神戸の望月
  • 2016/10/16 (Sun) 20:09:38
マツモムシさん、こんばんは。
自分では見ていませんが、裏六甲では去年、有馬でスズタケが開花したと言う話を聞きました。
2年連続して同じ場所で開花したのは貴重な発見ですね。
いずれにしても、開花の情報はネットでもそれなりに見つかりますが、その後の展開については、ほとんど知られていないと言っても過言ではないスズタケです。素人の見聞録でも一定の価値があると信じて、これからも追いかけてみるつもりです。

変わったキノコやなあと思ってよく見れば、アケビの果皮の内側と外側でした。

Re: スズタケの開花周期120年の謎

  • 神戸の望月
  • 2016/10/28 (Fri) 23:48:36
マツモムシさん、こんばんは。

K先生が人博の標本を調べて下さり、六甲山で1977年にスズタケが開花していたことが判明しました。
その年に神戸市の小川谷で花序の付いたスズタケの標本が採られており、今年私も同じ小川谷で結実を確認しました。
1977年と2016年の間に開花した事実がないと断言は出来ませんが、スズタケの開花周期の一例として、およそ40年と言う数字を挙げても良いのではないでしょうか。

画像はその小川谷の隣の谷で10月23日に見たスズタケです。葉はほぼ落ち尽し、実は分かりにくいですが、たくさんつけています。結実したスズタケのほとんどは、この時期、花序の部分が折れて落ち、葉は枯れていません。この画像のものは多くの花をつけて著しく体力を消耗し、早くに落葉したのだと思います。

Re: スズタケの開花周期120年の謎

  • マツモムシ
  • Site
  • 2016/10/29 (Sat) 21:35:23
 神戸の望月さん、こんばんは。
 スズタケの続報、ありがとうございます。
 スズタケの開花周期が40年程度というのは、多分妥当な線でしょうね。それと、スズタケはチシマザサのような一斉開花して全て枯死ということはなさそうな感じですね。

 日本海側ではハマベノギクが終わり、ワカサハマギクが開花しはじめていました。

Re: スズタケの開花周期120年の謎

  • 急行だいせん
  • 2017/05/05 (Fri) 21:59:45
2017/5/4
魚屋道と紅葉谷を歩いてきましたが、今年もスズタケの花がそこらじゅうに大量に出ていました。
120年どころか2年連続で咲くんだと思いました。
昨年の開花跡がある株からも蕾が出てました。

Re: スズタケの開花周期120年の謎

  • 神戸の望月
  • 2017/05/07 (Sun) 06:40:36
急行だいせんさま、おはようございます。

ご報告ありがとうございます。
去年から継続して六甲山のスズタケを観察していますが、今年もまた、各地でたくさん開花しようとしているようですね。まだ、4月下旬時点でオシベが出ているものは見ていませんが。
「去年の開花跡がある株からも蕾が出ている」ことは私も多くの例を確認しています。去年の名残の実が落ちていない稈が今年も開花しそうになっていることで分かります。
それに去年開花した稈のほとんどは枯れていません。
また、まとまれば改めて報告させて頂きます。

画像は表六甲の標高500m付近のスズタケです。今年の4月中旬に写しました。右下の方と、左端の中央やや下側に白く小さな去年の実の名残が見て取れます。赤紫の蕾とそれらは同一の稈のものです。 



Re: スズタケの開花周期120年の謎

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/05/09 (Tue) 15:43:54
 急行だいせんさん、神戸の望月さん、こんにちは。
 私も2氏同様、今年もスズタケが開花しようとしているのを裏六甲の白石谷で確認し、望月さんとのやりとりを思い出しました。仰るとおり、昨年の頴果が残った稈にもつぼみがついていました。その様子を見ながら、地下茎の養分を使い尽くすまで開花が続くのだろうかと考えていました。

 今年はスズタケに限らず、ネザサやヤダケなども各地で開花しているのを見ます。添付画像は4月中旬に但馬の海岸沿いで開花していたヤダケらしきもので、少し見にくいですが各節から多数の花序を出し、稈全体がささくれているように見えました。これは数年連続して開花するのか不明ですが、また行く機会があるので確認したいと思います。開花~枯死の過程は種によって異なるのかもしれません。

マルバベニシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/04/17 (Mon) 20:50:32
こんばんは。

 クラガリシダのご紹介有難うございます。深山の多湿な処の古木ですね。もしかしたら出会えるかも知れません。

 これは岡山県西部、カルストの尾根の斜面にありました。小羽片の先が丸い感じです。日に当たって光沢の有無がわからなくなってしまいました。

Re: マルバベニシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/04/17 (Mon) 21:02:17
裏をみると、羽軸には小さな袋状の鱗片が見え、ソーラスは中肋寄りです。以前、オオマルバベニシダについて教えて頂き、その条件とはやや異なるのです(羽片が離れてつくなど)がいかがでしょう?ご多忙の折り、返信はどうぞお暇な時にお願いします。

Re: マルバベニシダでしょうか?

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/04/18 (Tue) 17:27:43
ユクノキさんへ

 結論から言えば、お尋ねのものはベニシダの1型です。マルバベニシダは最下羽片の第一小羽片が小さくなり、卵形~楕円形となり、鋸歯もほとんどなくなります。特に下側第一小羽片は極端に小さくなり、時に消失します。葉身はお尋ねの画像のものに比べ、もう少し細くなります。

Re: マルバベニシダでしょうか?

  • ユクノキ
  • 2017/04/18 (Tue) 18:20:00
マツモムシさんへ

 ご回答いただきありがとうございます。
同じ類の間違いを繰り返し、面目ありません。自分にはまだよくわかっていないようです。でも今回指摘されましたポイントを肝に銘じて出直して参ります。「最下羽片の下側第一小羽片の形」大切なのですね。何度もご教授下さり、深謝いたします。

キンショクダモ

  • メイ
  • E-mail
  • 2017/04/14 (Fri) 16:03:11
お世話になります!
シロダモの新芽が美しいのですが、特に新芽の金色が強い個体をキンショクダモと考えていいでしょうか?

悩んでいるのは、①キンショクダモと推測したものの数が多すぎること、です。もっと稀にしかない樹木だと思っていたものですから。

そして②葉裏を見ると、新芽のすぐ下にある葉は茶色の毛がいくらか残っていますが、幹の下部の葉を見ると、シロダモと変わりがないこと、です。

よろしくお願いいたします。

遠景です。電柱より向かって左がキンショクダモ、右がシロダモと判断しました。

Re: キンショクダモ

  • メイ
  • E-mail
  • 2017/04/14 (Fri) 16:06:39
キンショクダモ(?)の新芽です。
手触りがふっかふかです。

Re: キンショクダモ

  • メイ
  • E-mail
  • 2017/04/14 (Fri) 16:08:39
新芽のすぐ下にある葉の裏です。

Re: キンショクダモ

  • メイ
  • E-mail
  • 2017/04/14 (Fri) 16:10:13
さらに下部にある葉の裏です。

Re: キンショクダモ

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/04/17 (Mon) 01:14:22
メイさんへ

 このところ4日程家を空けていたので、レスが遅くなってしまいました。
 キンショクダモの実物を見たことはなく、はっきりしたことは言えないのですが、シロダモでも個体差があって新芽がフワフワの光沢のある黄白色のものをこちらでも見かけます。先ずは具体的な表記を避けて、撮影地域(○○地方、あるいは○○県)の情報が頂けたらと思います。兵庫県であればキンショクダモである可能性は極めて低いと言えます。1年前の葉裏は褐色を帯びているように見えますが、それが長毛によるものかどうか定かではありません。下方の葉に褐色毛がないのはキンショクダモである可能性を低くする要因です。

 画像は兵庫県北部の渓流畔で開花していたフサザクラ。兵庫県北部では普通に見られます。

Re: キンショクダモ

  • メイ
  • E-mail
  • 2017/04/17 (Mon) 09:30:04
マツモムシさんへ

ありがとうございました。
葉裏の毛の様子を撮影することと、下方の葉まで茶色になっている木を気を付けて探してみます。
メールを出させていただきました。
よろしくお願いいたします。

フサザクラのお写真をありがとうございます。
実際に見たことがないサクラなので、しばし見入ってしまいました。

写真はツチグリです。
定期的に野焼きをする草原に咲いていました。

これは何でしょう。桜の木の下の方に卵のようなもの

  • ゆっきー
  • E-mail
  • 2017/04/14 (Fri) 16:12:14
一分咲きの桜などを見て回っておりましたら、ある木の下の方(土から近いところ)に、まるで、大きめの卵のようなのが2つぶらさがっていました。よく見ると、細い茎(枯れ草のようでもある)からぶらさがっているようです。これは何でしょうか。

Re: これは何でしょう。桜の木の下の方に卵のようなもの

  • ゆっきー
  • E-mail
  • 2017/04/14 (Fri) 16:24:57
写真を載せたいのですが、縮小の仕方がよく分からず、、トライしてみますが。。

Re: これは何でしょう。桜の木の下の方に卵のようなもの

  • マツモムシ
  • Site
  • 2017/04/17 (Mon) 01:24:29
ゆっきーさんへ

 「大きめの卵のようなもの」という記述だけではさすがに推測のしようがありません。画像が上げれない場合は、大きめの卵の表面の質感とか、色などのマテリアルを記述してください。
 現時点で予想できるのはカラスウリの仲間の果実が枯れ落ちた茎から分離してツルで桜の樹に残っているものか、鱗翅目蛾類のマユが残存しているものではないかと思います。
 「ぶらさがっている」という記述から、前者である可能性が高いと考えます。

 画像は晩秋の林道の法面に、キヅタに絡まって残っていたキカラスウリの果実です。さらに時節が進むと黄色の色素は抜け落ち、灰褐色になります。同様にカラスウリ、ハヤトウリもこのような状態となり、冬越ししているものでは区別が難しくなります。画像のキカラスウリでは果皮が柔らかく、画像のように表面に皺状の窪みができますが、カラスウリの果皮は硬く、結実期の表面には光沢があり、冬を越えても皺が入らない傾向があります。ハヤトウリ(栽培逸出)については観察例が少なく、越冬後についての見識はありませんが、どちらかというとキカラスウリに近いものだろうと考察します。