1番左の花は花柱4個、その右の花は花柱4個にオシベ9個、その右の花は花柱5個のようです。
クロフネサイシンは花柱とオシベの数に変異があることが知られているようですね。
クロフネサイシンとウスバサイシンの中間的と言えるような2つの花器官の数ですが、これだけの小規模な個体群で、花柱3個オシベ6個の典型品がもしなかったら、どう同定するかは難しい問題だと思います。
いずれにせよ、ウスバサイシンと同定するのは、間違っているようですね。
因みに、表六甲のウスバサイシンの個体群はすべて、花柱6個、オシベ12個の典型品ばかりでした。標本も分類学の先生に見て頂いたので、間違いないと思います。
ご指摘を頂かなければ、気づいていませんでした。
ありがとうございました。
マツモムシさんへ
花の時期にじっくりと観察し直す必要がありそうですね。